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（画像引用元：文化庁）

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春。交通機動隊の白バイ警官・出雲麗音（篠原ゆき子）が何者かに銃撃されました。警視庁は総力を挙げて犯人を捜しますが、夏になっても手掛かりさえ掴めません。

そんな中、右京（水谷豊）と亘（反町隆史）は、回復した麗音に事情を尋ねますが、警戒され話を聞き出せませんでした。

秋を迎えたころ、麗音が捜査一課に異動してきます。異動の背景には、最近、庁内での女性の立場向上を目指す広報課長・美彌子（仲間由紀恵）の働き掛けがあったと噂されていました。

どうやら、上層部に異動を承諾させる条件として、「特命係に事件を解決させる」と約束したらしい。右京は、そうした経緯に不満を持ちましたが、亘とともに改めて捜査に乗り出します。

白バイ警官・出雲麗音が銃撃された事件への関与を疑われていた男の所持品から拳銃が見つかり、被疑者死亡のまま送検されることになりました。

ただ、男の恋人だった静 (日南響子) の不自然な行動に疑問を持った右京と亘は捜査を続行。彼女もまた、VRの世界に作られた仮想国家『ネオ・ジパング』の“国民”であったことを突き止めます。

その中にこそ、手掛かりがあると踏んだ2人は、再びVRの世界に入り込み、小さな疑問点を見つけます。その発見を、『ネオ・ジパング』の生みの親であるIT長者・加西（石丸幹二）にぶつけますが、のらりくらりとかわされてしまいます。

しかし、加西がVR内で行っていた、数億円もの大金をプレゼントするという企画に話が及ぶと突然、風向きが変わって…!?警官銃撃事件の手掛かりは仮想現実の中に？

右京と亘は真相を求め、再びVRの世界へ！リアルとバーチャルが複雑に交錯する難事件を特命係は解き明かすことができるのでしょうか!?

詐欺などの経済事件を扱う捜査二課の係長・尾崎（及川いぞう）が、遺体で発見されました。同僚の刑事いわく、尾崎が追っていた詐欺グループの仕業に違いないといいます。

独自の捜査に乗り出した右京と亘は、尾崎が死の直前にしていた不自然な買い物に着目。実演販売士の酒井（山本浩司）から話を聞きます。

しかし、酒井は口達者な食えない男で、これといった手掛かりは得られませんでした。

いっぽう、捜査本部では、尾崎の追っていた組織は、3年前も同様の手口で犯行を重ねていたグループだとあたりをつけていました。

当時、その組織には、尾崎の情報屋を殺害した疑いが浮上したものの、証拠不十分で罪に問えなかったといいます。

特命係が追う実演販売士の男に不審な過去。

殺害された捜査二課の係長にも別の顔が…!?
特命係が二転三転する事件の真実を追います！

右京と亘は、小手鞠（森口瑤子）から、後輩の芸者・叶笑（高梨臨）を『怨憎会苦（おんぞうえく）』から救ってほしいと頼まれます。

怨憎会苦とは、仏教用語で怨み憎む相手にも会わなければならない苦しみのこと。事情を聞くと、叶笑は芸者見習いだった15年前、暴行未遂事件にあったといいますが、最近その犯人が出所。

周囲をうろついているので、目的を探ってほしいといいます。

ところが、その男が一昨日、かんざしで首を一突きされ、殺害されていたことが判明。また、男の勤め先が、叶笑の得意客・吉岡（窪塚俊介）が社長を務める会社だったことが分かります。

そんな中、凶器のかんざしから叶笑の指紋が検出され、取り調べを受けることに。いっぽう、独自の捜査を続けていた右京と亘は、15年前の暴行未遂の現場付近で、別の窃盗事件が発生していたことを知ります。

15年前の事件と現在の殺人に繋がりが!?
窃盗事件にかかわった意外な人物とは？
忘れたい過去が男女の運命を狂わせます！

右京と亘は、収賄疑惑が持たれた衆議院議員の白河達也（湯江タケユキ）が、自宅にゴミをまかれた“嫌がらせ”の捜査を押しつけられます。

白河家は、大臣を輩出した政治家一族で、長年実権を握っているのは、達也の義理の母・貴代（冨士眞奈美）でした。

貴代には、24年前、夫が収賄疑惑のさなかに自ら命を絶った過去があり、当時二課だった右京が、捜査を担当していたという因縁が。

そんな中、達也の息子が誘拐されかける事件が発生。“告発者X”を名乗る人物から、達也宛に『会見を開き、罪を告白しなければ、家族を殺す』という脅迫文がもたらされました。

Xとは、収賄疑惑を報じた日刊誌の情報源で、取材したのは、特命係と繋がりのある元検事の黒崎（内田裕也）でした。

黒崎いわく、達也は白河家の婿という窮屈な立場を飛び出し、対立派閥に入るため、金が必要だったのではないかといいます。その後、Xの要求通り、会見を開いた達也でしたが、衆人環視の中で予想外の発言を始めます。

収賄疑惑で追い詰められた国会議員がまさかの反撃。
背景には二課時代に右京が捜査した事件の呪縛が!?
24年の時を経て驚きの真実が解き明かされます！

マンションの敷地内で電子部品メーカーに勤める派遣社員の男性が死亡する事件が発生。通報者は、出張風俗店のドライバーで、たまたまマンションに店の女性を送り届けたという松野（橋本じゅん）と名乗る男性。

松野によると、被害者と首筋にドクロのタトゥーがある金髪の男が揉めていて、「鈴木」と呼ばれた金髪の男が鞄を奪って逃げ去るのを目撃したといいます。

捜査一課は、被害者の勤務先をかんがみて“機密情報”に絡んだ殺人事件とにらんで捜査を進めます。いっぽう、独自の捜査に乗り出した右京と亘は、松野の目撃証言に不審なものを感じ、関係者に事情を聞きます。

すると問題の夜、松野が仕事を休んでいたことが判明。亘が厳しく追及しますが、元劇団員だという松野は、突然シェイクスピアの芝居を演じ始めるなどして煙に巻きます。

そんな中、一課はドクロのタトゥーがある半グレ上がりの鈴木という男を逮捕。男は、被害者から闇金の借金を回収していたことを認めますが…!?

無関係を装う通報者に驚くべき過去が…
逮捕された半グレ男との意外な接点とは!?
特命係が現代社会の悲しい歪みを目撃する！

2年前に起きたアポ電強盗殺人の被疑者が、空き家の床下から白骨遺体で発見されました。捜査一課は、当時、事件を解決できなかったことに忸怩たる思いもあり、共犯者との仲間割れの線で、全容解明に乗り出します。

そんな中、2年前に妊婦が階段から転落死した事件について、別件で事情聴取を受けていた男が、自らの犯行を自供します。

しかし、弁護士の連城（松尾諭）を通じて、“平成の毒婦”と呼ばれる未決囚の女・遠峰小夜子（西田尚美）から、拘置所に呼び出された右京と亘は、驚くべき証言を聞きます。

妊婦が死亡した同じ日の同じ時刻、まったく別の場所で問題の男を目撃したのだといいます。

小夜子の“真意”をはかりかねつつも捜査を始めた右京と亘は、小夜子が男を目撃した場所と、2年前に起きたアポ電強盗殺人の事件現場が近接しているという事実を掴みます。

そこは同じ都内とはいえ、妊婦が転落死した場所と遠く離れているため、小夜子の証言が正しいとすれば、“同日同刻”に起きた妊婦の転落死に、問題の男が関与している可能性は、限りなくゼロに近づくのですが…!?

特命係VS人を操る女!!
2年前の出来事が意外な繋がりを見せる中、予想だにしない驚きの事実が明らかになります！

右京と亘は、レストランの前で揉めている男女を見掛け、間に入ります。しかし、2人は大丈夫だと言って足早に立ち去ってしまいました。

翌日、亘はネット記事で、昨晩の女性が与党幹事長の娘・小早川奈穂美（上野なつひ）と気付きますが、その矢先、彼女の婚約者である資産家男性が他殺体で発見されます。

捜査に乗り出した右京と亘は、奈穂美に事情を聞き、揉めていた男の素性を尋ねます。すると、落とした携帯電話を届けてくれた礼に、食事をしただけだといいます。

問題の男は、宇野（柏原収史）というキャバクラの客引きで、奈穂美に一方的に結婚を迫っているらしい。右京と亘は、宇野に疑惑の目を向けますが、確固たるアリバイがあることが判明。

それでも、拾った携帯電話から奈穂美の弱みを握り、結婚しろと脅しているのではないかという疑いは消せず、捜査を続けますが…!?

男はなぜセレブ令嬢との結婚にこだわるのでしょうか？
いっぽう、脅迫を受けている令嬢にも秘密が…
右京と亘が、かつてない衝撃に見舞われます！

歩道橋で女性が転落死する事件が発生。目撃者の主婦・智子（藤吉久美子）の証言により、被害者の知人の男が重要参考人として浮上します。

男は、かつてカリスマイケメンシェフとしてマスコミをにぎわせていたが、SNSでの発言が炎上し、最近は金に困っていたといいます。

一課が、行方をくらませた男を追う中、右京と亘は、“通報のお手本”とも言える詳細な証言をした智子に注目。智子の証言と、防犯カメラの映像から、一週間前、矢坂美月（野村佑香）という女性弁護士が、被害者の女性と接触していたことを突き止めます。

ところが、美月はその直後、階段から足を踏み外して“事故死”していたことが分かります。最近は、DVやストーカーなどに苦しむ女性の事案を担当していたといいますが…!?

歩道橋の事件と女性弁護士の事故、相次ぐ転落死に関連性を感じ取った右京と亘は、行方をくらませている男の連続殺人を疑いますが、腑に落ちない点もありました。

そんな中、美月がネット内の匿名の書き込みから悩んでいる女性を見つけ、自らアプローチしていたことが分かります。

SNS炎上のカリスマシェフが連続殺人犯!?
通報者の主婦の“詳しすぎる証言”が捜査の鍵に匿名女性たちの嘆きが衝撃の結末を呼び寄せます！

ある日、都内の河川敷で、鎌田（永嶋柊吾）という区役所に勤める男の撲殺死体が発見されます。さっそく捜査に乗り出した右京と亘は、犯人とおぼしき人物が「右足をひきずっていた」ことを知ります。

そんな中、右京は、自分をつけ回している中年男がいることに気付きます。その男が『こてまり』にまで現れたため問い質すと、仁江浜（岸谷五朗）というフリージャーナリストだと名乗ります。

聞くと仁江浜は、右京が“数々の難事件を解決している伝説の刑事”という噂を聞き、取材させてもらうつもりだったといいます。

すげなく断わった右京でしたが、仁江浜はすんなり引き下がりそうにありませんでした。さらに、撲殺事件の現場にまで現れた仁江浜が、“少年犯罪”と“正義”について、右京を挑発するような議論をふっかけてきます。そこには、別の狙いがあるようにも思えました。

ほどなくして鎌田には、中学時代、無差別に人を襲った罪で少年院に入っていた過去が判明。捜査一課は、かつて鎌田に襲われた被害者による復讐の線も視野に入れ、捜査を続行。

すると、鎌田の暴行で大怪我を負い、人生を狂わされた被害者の一人である瀬川（趙珉和）という男が浮かび上がります。

伊丹（川原和久）と芹沢（山中崇史）は、目撃証言とも人物像が一致する瀬川にあたりをつけ、接触を試みますが、その矢先、まったく予想していなかった緊急事態に見舞われます。そして、再び右京の前に現れた仁江浜は、またも右京を試すような言動を取り…!?

十数年前の少年事件と複雑に絡み合う現在の殺人。
動機はかつて少年法で守られた加害者への復讐!?
右京を嗅ぎ回る怪しげな記者の“真の狙い”とは？
衝撃のラスト！右京が命を懸けた究極の選択を迫られます！