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（画像引用元：文化庁）

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私設自警団結成から1年。いつも通り町内を夜回りしていた清一（北大路欣也）、重雄（泉谷しげる）、則夫（志賀廣太郎）。

その帰り道、重雄は白い人影を目撃しますが、すぐに見失ってしまいます。

そんなある日、清一たち3人は夜回り中に、隼人（鈴木福）ら小学生達に出会います。

彼らは、町内におばけが出ると学校で噂になっている屋敷を見に来ていました。
隼人はお化けを見つけて、退治するのだといいます。

則夫が自信満々でおばけは科学で説明ができるのだと話すと子供たちはがっかりします。

3人は彼らを家へと送っていきますが、その背後に怪しげな影が…。

祐希（大野拓朗）と早苗（三根梓）は大学の帰りに、小学生のみちる（信太真妃）が怪しげな男・鈴木博之（濱口優）ともめている場面に出くわします。

祐希が男を追い払うが、その直後みちるもその場から逃げ出してしまいます。

その夜、清一、重雄、則夫は、民家を窺う男を発見します。
声をかけると立ち去ったその男は、昼間祐希たちが見た男と同一人物でした。

男が見ていた家からはみちるが不安そうに外を眺めていました。

後日早苗は、買い物中に母親の真智子（星野真里）と一緒のみちるに遭遇します。

先日のことを心配していた早苗はみちるに話しかけますが、真智子はその出来事を知りませんでした。

驚いた真智子はみちるを問いただしますが、みちるの答えははっきりしません。

清一、重雄、則夫の3人は、夜回り中に人懐こい迷い犬を見つけました。

ひとまず、清田家で預かることになった犬に、清一は“ムサシ”という仮の名前を付けます。

清一はチラシを作り、重雄と則夫と共に飼い主を探すことにしました。

清一の孫・祐希が大学でムサシのことを恋人・早苗に話していると、早苗は大学内にあるアニマルボランティアのサークルを紹介してくれました。

そこでは、迷子になった犬の飼い主を捜したり、飼育放棄されたりしたペットの里親を探す活動を行っているといいます。

部長の菅野（金井勇太）にムサシの話をする祐希と早苗ですが、ムサシに似た迷い犬の情報はなく、落胆します。

そんな時、ペットシッターをしている丸岡（六平直政）が犬を1匹連れてサークルにやってきます。

いつも通り夜回りをしていた、清一、重雄、則夫の3人は、閉店した店を見つけ、商店街の活気がなくなっていくことにしんみりとします。

夜回りを終え、重雄の家でもある居酒屋「酔いどれ鯨」に行くと、「ブックスいわき」の店主・始に佐伯（葛山信吾）が熱心に語りかけていました。

始の高校時代の同級生で、現在は芸能プロデューサーになった佐伯は、商店街の活性化のために、ご当地アイドルを誕生させるべきだというのでした。

佐伯の案に始は戸惑っていましたが、清一たちも加わるうちに話が盛り上がり、メンバーのオーディションをすることに決まります。

オーディション会場には、100名ほどの応募者が集まりました。

その場に早苗がやってきます。

バスに乗っていた清一は、目の前に座っていた若い女性に席を譲られ、ショックを受けます。

その夜、清一が、重雄、則夫とご近所を回っていると、コンビニ前に若者たちが座り込み、飲み食いしながら騒いでいるところに出くわし、注意するが、逆ギレされてしまいます。

若者たちはゴミを散らかしたまま去って行ってしまい、三匹は怒りを覚えます。

後日、その夜のことを思い出しながら「最近の若いもんは」とつぶやくと、孫の祐希（大野拓朗）に「最近は大人げない年寄りも増えている」という指摘を受けてしまいます。

さらに「例えば、年配者をいたわるために、乗り物で席を譲ったのに断られると、若者は気まずい思いをする」と言われ、清一は自分の行動を思い出し、考え込んでしまいます。

夜回り中に、とあるチラシが貼られていることに気付いた清一、重雄、則夫の三匹のおっさん。

それは、市民オーケストラが有名なピアニストの黒田寛子（中山忍）をゲストにチャリティコンサートを行う、というものでした。

その時、遠くで女性の怒鳴り声が聞こえ、3人が急いで駆け付けると一組の男女が言い争っていて、声をかけると2人とも立ち去ってしまいます。

則夫は女の方が黒田寛子であることに気付きます。

清田家では、清一の孫・祐希が19歳の誕生日を迎え、誕生パーティーが開かれていました。

祐希は、母の貴子（西田尚美）にまだまだ子供だと言われ、「大学を出たら、独り立ちするから、逆に子離れしろ」と反論します。

重雄は夜回り中、清一と則夫に、商店街のご当地アイドル「みどりガールズ」が順調に活動している様子を話し、彼女たちに刺激を受けて、自分たちもご町内を盛り上げる為に何かやりたいと考えます。

神社の前を通りかかった3人は、長年、不景気で開催が出来なかったお祭りを復活させようと思いつきます。

重雄と則夫は早速、商店街の寄り合い所で、お祭りの復活を提案することにします。

消極的な店主たちも昔からお祭りでは、ヒーローだった重雄の説得に腹をくくります。

承諾も得た3人は、神社の宮司の笹谷（つまみ枝豆）に会いに行き、話を聞くと、なんと最後の祭りで神輿が壊れてしまい、修理費用が神社では出せない状態だといいます。

神輿のない祭りであれば実施できるといいますが、若い世代に神輿を担ぐ経験をさせたい3人は、修繕費を用立てることを決意します。

清一、重雄、則夫の3人は夜回り中、もうすぐ開かれる同窓会の話題で盛り上がります。

その時、清一はひどい落書きがされた区長選のポスターを発見し憤った3人は犯人捜しをすることを決意します。

同時に、清一はポスターの中に同窓生・高橋雅夫（前田吟）のものがあることにも気付きました。

3人はしばらく、マサと呼んでいた高橋のことで盛り上がります。

早速落書きの調査に乗り出した3人は、重雄の店で作戦会議をしていると、ブックスいわきの店主・始が落ち込んだ様子で現れました。

3人は、始の店も落書き被害にあったと聞き、犯人を捕まえると約束します。

同窓会の当日、多くの同窓生が集まる中、3人はタケの愛称で親しまれていた竹田武（でんでん）と再会します。

息子の嫁が亡くなったタケでしたが、明るく話す様子に3人は安心します。