中国ドラマ『東宮～永遠の記憶に眠る愛～』配信動画を全話無料視聴できる動画配信アプリ比較

時は天通23年、西州王である曲文成(きょくぶんせい)は、豊朝出身の側妃・明遠の薦めによって、西域の安定を保つために、娘の曲小楓(しょうふう)を豊朝に嫁がせることを決意します。

その頃、豊朝の東宮では、挙子(きょし)7名が死亡したという事件を巡って、皇太子・李承稷(りしょうしょく)と皇帝が激しい言い争いをしていました。

皇帝は怒りのあまり、皇太子を廃したうえに、和親の使節として西州へ向かうように命じるのでした。

そして承稷が宮殿を出発しようとしたその時、第五皇子の李承鄞(しょうぎん)が西州への同行を申し出ました。

西州を目指して進む承稷と承鄞兄弟でしたが、何者かが襲ってきます。一度は逃げ延びましたが、再び襲われた時、承稷は自らが犠牲となって承鄞を逃がすのでした。

一方、豊朝の皇子の元へ嫁がされることを知った小楓は、師父である顧剣（こけん）に、自分を連れて逃げて欲しいと頼みます。

顧剣は一度は拒みますが、その後共に逃げる決心をします。そして小楓の元を訪れ、3日待ってほしいと頼みます。

ところが約束の3日が経ったある日、顧剣を待っていた小楓は、約束の砂丘で人影を見つけますが、そこには傷つき倒れこむ人物がいたのですが…。

小楓は倒れていた承鄞を助けます。2人はお互いの正体を知らぬまま、しばらく共に過ごすことになりました。

その頃安護（あんご）府では、豊朝の将軍・裴照（はいしょう）たち兵士が、手分けをして承鄞の行方を捜していました。

豊朝では承稷の死が丹蚩（たんし）人の仕業だという疑念が強まり、第二皇子の承鄴（しょうぎょう）は、自ら兵を率いて国境へと向かうことを皇帝に願い出ます。

一方、承鄞は小楓のもとからこっそり逃げ出し、承稷の遺体と対面した承鄞は、敵を討つことを誓うのですが…。

豊朝皇帝は皇太子殺害の真相を究明するために、第二皇子である李承鄴を国境の安護府へ派遣します。同時に西州との和親を進めるべく、第五皇子の李承鄞を西州に向かわせました。

承鄞が国書を携えて西州王に謁見していると、朔博（さくはく）国の使者も和親を求めてやって来ました。

朔博の使者と安護府の高顕（こうけん）将軍がもめている間に、承鄞は叔母である明遠に会いに行くことにします。

自らの死期が近いことを悟った明遠は、承鄞を地下の密室へと連れて行き、ある秘密を告げるのでした。

皇帝の命により、承鄴が国境の安護府にやって来ました。

高顕は承鄴に、遊牧民の丹蚩は各地を転々としていますが、中心が王の幕舎（ばくしゃ）なので、場所を突き止められれば攻略できると伝えます。

それを聞いた承鄴は、王の幕舎を探しに行くように命じます。

一方小楓は、許婚ができれば豊朝に嫁がずに済むと考えて、顧剣にその相手としての芝居をしてほしいと頼みます。

しかし顧剣は、天下一の男だと小楓の前に、顧小五と名乗る茶葉商人の男を連れて来るのですが・・・。

小楓と承鄞は、弓月（きゅうげつ）城に到着しますが、城内の至るところに小楓を探す似顔絵が貼られており、2人は郊外に身を隠すことにします。

ところが承鄞が1人で城内へ行き、顧剣を連れて戻ると、そこには小楓の姿はありませんでした。

朔博の罠に気がついて小楓は、偶然出会った丹蚩王の側近であるハーシに助けを求めます。

ユエンカーは小楓を引き渡せば撤退すると告げてきますが、ハーシは小楓を守るために戦いを受けて立つのでした。

数で劣勢のハーシは、小楓に王の幕舎に行き、援軍を要請するよう頼むのですが…。

小楓と承鄞は朔博兵に包囲されたハーシを救うために、援軍を頼みに裴照の軍営へと向かいます。

ところがその途中の砂漠で、承鄞が流砂に巻き込まれてしまいます。小楓は命懸けで承鄞を救おうとしますが、彼の体はどんどん砂に沈んでいきます。

ついに力尽きた承鄞は、小楓に「すまない」と詫びながら、手にしていた綱を離すのでした。

一方豊朝の朝廷では、李承鄴の側近・李釅（りげん）が「皇太子の暗殺犯を第二皇子が捕らえた」と報告します。

その報復として丹蚩を討伐するか否かで、大臣たちは激しく対立するのでした。

豊朝の都では、皇太子を暗殺した疑いのバトゥールの尋問を、皇帝自ら行いますが、ろくに詮議をせずに死罪にしてしまいます。

皇帝はバトゥールが真犯人ではないことに気がついていましたが、丹蚩との戦を始めるための口実として、利用したのでした。

一方、丹蚩潜入に成功した承鄞はティダール王に会います。小楓が必死に仲を取り持とうとしますが、警戒心が強く中原人が嫌いな王は、不機嫌さが露骨に表れていました。

王は、白眼狼をしとめた者に小楓を嫁がせると公言しますが…。

ティダール王は承鄞の腕を試すために、射術でハーシと競わせることにします。

そこで承鄞が顧家の五珠連環箭を繰り出すのを目の当たりにしたティダール王は、承鄞を幕舎に呼び入れて、顧剣の父である顧如晦との関係を問いただしてきます。

全てを打ち明けた承鄞に、ティダール王は孫娘との婚姻を認め、さらに丹蚩に残って共に豊朝と戦うように命じるのでした。

その夜、酒宴を抜け出した承鄞と小楓は、星空の下で、2人だけで中原式の婚礼を行います。

小楓と承鄞扮する顧小五の婚礼の儀式が執り行われる中で、豊朝と朔博の連合軍はすでに動きをみせていました。

敵からの攻撃の報告を受けたティダールは、ハーシとイモイェンに出兵を命じて、小五にも同行の許可を与えます。ところが戦場に到着すると、小五は豊朝軍に合流するのです。

その姿を見たハーシとイモイェンは、小五が裏切り者だったことに気付くのでした。激しい戦いの果てに丹蚩軍は全滅し、ハーシとイモイェンも戦死してしまいます。

やがて豊朝軍が、王の幕舎に攻め入ってくるのですが…。

ティダール王は、李承鄞が豊朝の甲冑を身につけて幕舎に入ってきたのを見て、孫婿に裏切られたことを悟ります。

李承鄞はティダール王に命を助ける代わりに投降するように勧めますが、誇り高き王は一度はそれを拒みますが、丹蚩の民の命と引き換えになればと、最後は自ら命を差し出すのでした。

アドゥと一緒に別の幕舎に監禁されていた小楓は、外のただならぬ気配を察して、見張りの隙をついて脱出しますが、ティダール王が処刑されるところを目の当たりにしてしまいます。

西州に帰国した小楓でしたが、高顕の企みにより王妃は自ら命を絶ち、王は心を病んでいる状態でした。

西州を救うべく和親に応じる決意をした小楓は、本来の使者である安国公（あんこくこう）と共に豊朝へと向かいます。

ところがその道中で、一行は高顕によって殺されてしまいます。高顕は小楓を拉致し、安護府にいる承鄞のもとに連れて行きます。

そこで承鄞と顧剣に再会した小楓は、自分を騙していた2人に激怒し、遅れてやってきたアドゥと共に安護府を逃げ出すのですが…。

承鄞と裴照に追い詰められてしまった小楓は、洞窟の先で忘川（ぼうせん）を見つけます。

承鄞は、川に飛び込もうとする小楓を止めようとしますが、結局、承鄞自身も小楓の後を追い、飛び込んでしまいます。

それから数か月後、記憶を失った小楓は将来の皇太子妃として、豊朝で暮らしていました。

ある日、小楓と年の近い豊朝の公主・永寧（えいねい）と珞熙（らくき）は、皇帝が狩りに出る機を利用し、小楓を次兄の宣徳王・李承鄴と引き合わせようとしますが…。

皇室の狩りに参加した小楓は、森の中で承鄞と鉢合わせします。しかし、忘川の水を飲んだ2人は、お互いのことを覚えていませんでした。

横柄な口を利く小楓に承鄞が自己紹介をすると、小楓の脳裏に顧小五の断片的な記憶が蘇ってきて、小楓は気を失って落馬してしまいます。

その後、回復した小楓でしたが、方尚儀（ほうしょうぎ）の厳しいお妃教育が待っていました。

退屈で不自由な宮中生活に嫌気が差した小楓は、アドゥと共に男装をし、宮殿を抜け出すことに成功するのですが…。

豊朝では忠（ちゅう）王ら重臣が宣徳王を皇太子にするため、皇帝に働きかけていました。悩んだ皇帝は高（こう）右相に意見を求め、宣徳王を皇太子として定めることにします。

嫁ぐ相手が宣徳王になったことを知った小楓でしたが、堅苦しい性格の宣徳王のことを好きになれず、悩んでいました。

気晴らしにミロの店に行こうとした時、宮中に賊が現れます。慌てて逃げ出そうとする小楓でしたが、その正体は顧剣でした。

顧剣は、小楓が自分を忘れていることを不思議に思い、その理由を裴照に尋ねるのですが…。

宮中で園遊会が開催され、永寧に誘われた小楓も曲水の宴（えん）に参加することになります。

そこで漢字すら読めない小楓に、詩が詠めるはずもなく、皆の前で大恥をかいてしまいます。

ところが名誉挽回とばかりに得意の射的遊びに参加した小楓は、みごとに優勝します。最下位の趙瑟瑟（ちょうしつしつ）は、池に落ちた矢を舟で回収することになります。

初めて舟を見た小楓は、好奇心から瑟瑟が乗る舟に飛び乗ったため、はずみで舟が大きく揺れ、2人とも水に落ちてしまいます。瑟瑟を救うべく、池に飛び込む承鄞でしたが…。

小楓は宮中で蹴鞠（しゅうきく）の試合が行われることを知り、永寧と珞熙の3人で観戦することにします。

小楓は、鳴玉坊で妓女の明月（めいげつ）を取り合っていた高震（こうしん）と瑟瑟の兄・趙士玄（ちょうしげん）が対決しているのを見て、一抹の不安を覚えてしまいます。

案の定、高震が趙士玄を故意に蹴って、ケガをさせてしまいます。

そして、このとき高震の肩を持った承鄞は瑟瑟との仲を、こじらせてしまいます。

意外にも趙家に力があることを知った宣徳王は、この機に乗じて承鄞から瑟瑟を奪おうと考えるのでした。