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春川(チュンチョン)に住む高校生のユジンは、遅刻の常習犯ですが成績優秀の生徒です。

彼女は同じ放送部に所属の幼なじみのサンヒョクや美貌が自慢のチェリン、愛敬たっぷりのチンスク、そしてお調子者のヨングクら仲間と、毎日楽しい高校生活を送っていました。

そんなある日、物静かな青年チュンサンが転校して来ます。お互いに第一印象が良くなかったユジンとチュンサンでしたが・・・。

チュンサンとユジンが一緒に学校を抜け出した翌日、クラスでは2人の噂で持ちきりでした。

その後ユジンとチュンサンは週末にデートの約束をします。

しかし、サンヒョクから自分への嫌がらせでユジンに近づいたのか？と聞かれたチュンサンは、思わずそうだと答えてしまいます。

そしてその会話を偶然聞いたユジンは、深く傷ついて、週末のデートをやめて放送部の仲間と共に合宿に行くことにするのでした。

チュンサンが事故で亡くなってから10年が経ちました。

ユジンは設計事務所のポラリスで働き、ラジオ局のプロデューサーとなったサンヒョクと婚約しています。

そして婚約式当日のこと、会場に向かうユジンは街でチュンサンに似た男性を見かけます。ユジンは彼の後を追って街中をさまよい、婚約式は中止になってしまいます。

後日、久しぶりに高校の放送部の仲間たちが集まることになりました。そこでフランス帰りのチェリンが、自分の恋人だという男性を紹介するのですが・・・。

チュンサンに似た男性ミニョンは、偶然にもユジンが引き受けたスキー場の改装を依頼した会社の理事でした。

ミニョンと一緒に仕事をすることになり、動揺したユジンは担当を降りようとします。

しかし、ユジンに興味を抱いたミニョンは、逆にユジンが担当者になることを契約条件に入れてきます。

仕方なく担当したユジンはできるだけミニョンと距離を置いて接することにするのでした。しかしそんなある日、2人は改装するスキー場の視察へ出かけるのですが・・・。

ある日、ユジンとサンヒョクがレストランで食事をしていると、チェリンが偶然を装ってミニョンを連れて現れます。

サンヒョクはそこで、ユジンがミニョンと一緒に働いていることを知ってしまいます。

事実を隠していたことを謝るユジンに対して、サンヒョクは怒りを露わにします。

初めは担当を降りろと責めてきますが、ミニョンと一緒に仕事しながら、彼はチュンサンとは別人だということを確認しろと言うのです。

飲めない酒を飲んで、1人で帰れないほど泥酔してしまったユジンを、ミニョンは自分が滞在するホテルで休ませることにします。

そこで、酔っていたユジンはミニョンをチュンサンだと錯覚してしまいます。

そして涙を流しながら話し出すのですが、それがチェリンから聞いていたとおりのユジンの姿であった為、ミニョンは彼女に失望します。

スキー場での工事が始まりますが、仕事と割り切って接する2人の距離は、みるみる遠くなってしまうのです。

スキー場の工事現場でミニョンをかばって、ユジンは資材の下敷きになってしまいます。

彼女は軽症で済みますが、病院に駆けつけたサンヒョクとチェリンは複雑な思いにかられてしまいます。

その頃、自分に似たユジンの初恋の相手が本当にいたことを知ったミニョンは、今まで嘘をついていたチェリンに別れを切り出すのでした。

そしてユジンに今までの誤解を謝り、もう一度初めからやり直そうと提案するのですが・・・。

吹雪でゴンドラの運転が止まってしまい、山頂のレストランでユジンとミニョンは共に一夜を過ごします。

そこで思わず自分の想いを伝えたミニョンは、翌朝、ユジンに誰を愛しているのか？と詰め寄ってきます。

するとそこへサンヒョクが現れ、ミニョンの問いかけに答えることが出来ないユジンを無理やり連れて帰ります。

ユジンはサンヒョクとの関係を修復しようとし、ソウルに戻ってサンヒョクの職場を訪ねるのですが・・・。

ユジンはサンヒョクに婚約を解消して欲しいと言います。

その後、ミニョンに好きだと告白しますが、サンヒョクを思ってミニョンの元へ行くことはできないと告げるのでした。

一方、スキー場でのラジオの公開放送の日、サンヒョクは家族や友人たちをスキー場に招待して、皆の前で一方的にユジンとの結婚を宣言します。

しかしイベント終了後、ユジンはサンヒョクとは結婚の意思がないことを改めて告げ、一同を愕然とさせるのでした。

ユジンは、自分のせいで死のうとしたサンヒョクのもとへ戻り、彼と結婚することを決意します。そして回復したサンヒョクは、職場に復帰することになりました。

一方傷心のミニョンは、休暇を取って別荘を訪れますが、そこで出会った男性から20年前にいた“チュンサン”という子供の話を聞かされるのでした。

その頃、サンヒョクと父のチヌは、ピアニストのカン・ミヒのリサイタルに行くのですが・・・。

サンヒョクとユジンは結婚の報告をするために、ユジンの父親の墓を訪れました。

その帰りの車中で、ユジンはカン・ミヒのチラシを見つけて、彼女がミニョンの母親であることをサンヒョクに話します。

そのことで、ある疑問が湧いたサンヒョクは、チュンサンの家族関係を探りに、母校へと向かいます。

同じころ、ミニョンも春川(チュンチョン)にあるチュンサンの家を訪れていました。

自分がチュンサンだと知ったミニョンは、チュンサンの家や高校を訪れ、チュンサンの足跡を辿りますが、チュンサンであった記憶は戻りませんでした。

チュンサンとして生きていくことを諦めたミニョンは、記憶どおりの人生を生きようとアメリカに帰ります。そして、二度と韓国に戻らないことを決意するのでした。

その真実を知らずに、サンヒョクとの結婚準備を進めるユジンですが、一方でチェリンはミニョンとチュンサンが同一人物だと知るのです。

ミニョンがアメリカへと旅立つ日のこと、ミニョンからの手紙を読んだユジンは、ミニョンがチュンサン本人であることに気がつき、すぐに空港へと向かいます。

ついに“チュンサン”と再会できたユジンが喜ぶ一方で、ミニョンはチュンサンとしての記憶がない自分はチュンサンではないと告げ、こっそりとユジンのもとから去ろうとします。

そんなミニョンを追いかけたユジンは、トラックにひかれそうになるのですが・・・。

ユジンをかばって交通事故に遭ったミニョンは、昏睡状態から目覚めます。そしてついに自分がチュンサンだった記憶を取り戻したのです。

ユジンのこと以外の記憶は曖昧でしたが、ユジンは徐々に思い出すはず・・・とミニョンを励まします。

そんな2人を見たサンヒョクは、ユジンとの結婚を正式に諦めることを決めるのでした。その後、退院した“チュンサン”はマンションを借りて、ユジンとの時間を楽しんでいました。

チュンサンはチェリンの店を訪ねて、チェリンを傷つけてしまったことを改めて謝りに行きます。

しかしそんなチュンサンに対して、チェリンは“ミニョンさん”と呼び続けます。そして自分のもとに戻ってきてほしいと懇願するのでした。

その頃、チヌは息子のサンヒョクからチュンサンとミニョンが同一人物で、さらにはその母がミヒであることをサンヒョクから聞くのですが・・・。

チュンサンがユジンにプロポーズをしました。そして2人は結婚の許しをもらうため、ユジンの母・キョンヒに会いに行きます。

しかし、結婚に反対されてしまいます。さらにその理由は、チュンサンの母ミヒとユジンの父ヒョンスは昔、婚約していた仲だったという衝撃的な事実があったのです。

ある日、サンヒョクはチュンサンを飲みに誘い、チュンサンとユジンの結婚を心から祝福するのですが・・・。

チュンサンは、自分とユジンに隠された関係を知ってもなお、ユジンと2人だけで結婚式を挙げようとします。

ところが、そこへサンヒョクが現れて、ユジンを連れ去って行きます。

そしてチュンサンは、母のミヒからユジンと別れなければ、ユジンに真実を話すと詰め寄られます。

胸が張り裂ける思いでユジンと別れることを決断し、最後の思い出にと、ユジンと海へ行くのですが・・・。

チュンサンと自分が兄妹であることを知ったユジンは、泣く泣く現実を受け入れるしかありませんでした。

サンヒョクの助けを借りて、最後にもう1度チュンサンと会えることになったユジンは、昔設計した“不可能な家”の模型を渡します。

さらに、これからもチュンサンを愛すると宣言し、自分との思い出を忘れないで・・・と涙をこぼすのでした。

その頃、サンヒョクの父チヌは、チュンサンが本当は自分の息子であるという真実を知るのですが・・・。