有限責任中間法人ブロードバンド推進協議会(BBA)は、2007年7月21日(土)にシンポジウム「仮想世界の法と経済」を開催すると発表しました。
「仮想空間で生じる、現実的課題の解消に向けて」をテーマに、RMT、著作権、データの所有権、「SecondLife(セカンドライフ)」の仮想経済、オンラインゲームや「SecondLife」の秩序と言った問題が論じられます。
場所は東京大学 本郷キャンパス工学部2号館4階 241教室で、定員は200名。参加費用は、一般5,000円、BBA会員2,000円、学生1,000円(各税込)。開場は11時30分、終了は17時45分となっています。
「仮想世界の法と経済」は、MMORPGにおけるRMT(リアルマネートレード。ゲーム内の金品を現実のお金で売買すること)や「SecondLife」への企業の進出などで、にわかに注目を浴びつつあるテーマだけに、興味深い内容となりそうです。
●プログラム(リリースより抜粋)
10:30 開場
11:00 講演『仮想世界の法と経済が直面している諸問題』
RMT、著作権、データの所有権など、オンラインゲームや仮想世界で起きている問題を掲げつつ、
来るべき次の時代に向けて、日本の視点に立ったネット社会のあり方を提案する。
オンラインゲーム専門部会 部会長/国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)代表
新 清士 氏
11:30 講演『「セカンドライフ」にみる仮想世界・仮想経済の課題と可能性』
調査分析を元に、セカンドライフを中心にした仮想世界・仮想経済の課題とアバター、
メタバースのもたらす可能性を考察する。
みずほコーポレート銀行 産業調査部 野田 聡明 氏
12:15 休憩(60分)
13:15 講演『仮想世界による情報の技術、契約の技術、金融の技術の融合』
これまで別のものだった情報、契約、金融の技術がインターネットにより融合し始めている。
仮想世界を通して、この新しいフェーズの誕生を論じる。
駒澤大学 グローバル・メディア・スタディーズ学部 准教授 山口 浩 氏
14:30 講演『オンラインにおける秩序の生成と法の継受』
オンラインゲームやセカンドライフ等の仮想世界。その特性をもって形成される秩序が、現実世界の法律の適用や介入により、どのように影響するかを検討する。
法政大学 社会学部 准教授 白田 秀彰 氏
15:45 特別講演『Sharing Economy』
株式会社ネオテニー代表取締役&CEO 伊藤 穣一 氏
17:00 パネルディスカッション『仮想世界。新たな秩序形成の条件』
モデレーター:新 清士 氏
パネリスト:野田 聡明 氏、山口 浩 氏、白田 秀彰 氏、伊藤 穣一 氏
17:45 終了
《水口真》
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