前作『ナイツ』は1996年にセガサターンで発売され、そのユニークなシステムが生むスピード感と浮遊感、スコアアタックの熱さなどが熱狂的ファンを生み、今なお愛され続けているアクションゲームです。Wii『ナイツ〜星降る夜の物語〜』は、11年ぶりの続編タイトルとなります。
まずはじめに断っておきますが、前作は30分ほど友人の家でやらせてもらっただけで余り詳しくありません。なので間違った認識になっている部分があるかもしれせん、ご容赦ください。
さて、操作の基本は、ヌンチャクのコントロールスティックで移動、リモコンのAボタンでドリルダッシュです。ドリルダッシュをし続けるとスピードが上がりますが、ゲージを消費してしまいます。このゲージは、ステージ上に配置されたリングを通る事で回復します。また、くるっと円を描くように飛ぶと「パラループ」が発生します。操作に関しては前作とほぼ同じではないかと思います。リモコンだけ使う操作法、というのもあるようですが、そちらは体験できませんでした。
私がプレイしたステージでは、まず、少年のキャラクターでナイツが閉じ込められている籠に向かいます。籠にたどり着いてナイツが操作できるようになったら、さあ空中を飛び回る時です。3Dの空間のある決められたコースの上を、高さを調節しながら飛んでいくのが基本で、視点はナイツを横から写している感じ(2D横スクロールアクションのような視点)です。ある場面では、ナイツの真後ろからの視点(レースゲームのように)になることもあります。コース上のリングやアイテムを取りながら、空中を華麗に飛んでいきます。
鳥のような空中を飛んでいる敵に追いついて鍵をゲットし、籠のあるところにまで戻れば1コース終了です。ステージには複数コースがあり、1コースをクリアするとすぐ次のコースに移ります。もちろん、前作と同様に、各コース終了時にはそのスコアとランクが表示されます。
コースを全てクリアし全体でのランクが表示された後は、ボス戦となります。戦ったのは、球状をしたモンスターで、モンスターをつかんで奥へ奥へと飛ばしていきます。一番奥まで持っていければ倒せます。前作にもちょうど同じようなボスキャラクターがいたと記憶しています。私は、本当に後ちょっとのところで、制限時間に間に合わずに倒せませんでした。あと1秒あれば倒せたんですが・・・。無念。
システムが若干違う部分もありますが、基本的には前作を非常に忠実に踏襲しているように見えます。一瞬「リメイクなのでは」と思ってしまったほどです。あの独特な操作感や爽快感、リングを通るときのあの効果音も健在です。独特な色使いもそのままで、特に、ボス戦のステージである、紫色を基調にした幻想的な「悪夢」は非常に美しかったと思います。初見だとコースがどうなっているのかがちょっと分かりにくいのも相変わらずです。まあ、コースを覚えてしまってからが肝のゲームではありますが。
一つ残念だったのが、フレームレートが安定していないように見えたこと。けっこう頻繁にコマ落ちが発生していたように私には見えました。スピード感が売りの一つのゲームでしょうし、ここはぜひ直していただきたいところです。
11年ぶりについに登場する続編、いろいろな意味で「変わっていない」ゲームになっているんじゃないでしょうか。Wii『ナイツ〜星降る夜の物語〜』は12月13日発売予定で、価格は7140円です。
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