E3では複数タイトルについての紹介であったため、とりあえずここまでで、『Cryostasis』のインタビューはフェードアウトしてしまった…。そこから約1年が経過したということもあり、つい先日、あらためて電話で直接インタビューを敢行しました!
中村:現在の状況はどんな感じですか?
Anatoly:なかなか好調だよ! いまロシアではビデオゲームを扱う番組が放送されているんだけど、そこでフィーチャーされたんだ。ゲーム開発も順調で08年の秋、早ければ8月の終わりにはリリースされる予定だよ。欧米でも話が進んでいて、ヨーロッパでは、501ゲームからリリースされることが決まっている。アメリカのパブリッシャーとも複数と話し合っているけど、おそらく近いうちに、どこがリリースするか決定されると思うよ。
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モンスターデザインも、欧米作品とは少し異なるテイストを感じさせる※クリックで拡大画面を表示 |
中村:これまで本当にたくさんのメディアで紹介されていますが、ファンなどのリアクションはどんな感じですか?
Anatoly:やっぱり、皆、コンセプトをすごく気に入ってくれたみたいなんだ。「メンタルエコー」って考え方はいままでなかったからね。特にFPSとしては、特異なんじゃないのかな? 極寒の世界という世界観もね。プロモーションもこれから最高潮で、来月にはまた何かあたらしいものを見せていく予定さ。テレビ用スペシャルコンテンツもロシアでは用意するよ。やはり、テレビでのリポートを入れると強力だからね。ヒットする大きな原動力になると思うよ。
中村:現段階で、もうちょっとゲームの新しさを、説明してもらうことはできますか?
Anatoly:う〜ん。今回やった番組を見てもらえば、もっとよくわかるんだけどね。でも、来月にはあらたな素材をYouTubeにアップしていくよ。あと今年のE3では、もっと新しい素材をもっていく予定だし、その他にヨーロッパ、アメリカでもイベントを開く予定さ。
中村:では、日本のコアゲーマーたちに一言!
Anatoly:今の時代は、たとえ、地元で販売されていなくても、どこでもゲームが入手できる時代になっているよね。1C Companyでも他サイトでも、デジタルダウンロ−ドはできるから、ぜひプレイしてほしいな。 日本ではFPSはあまり受けないって聞いているけど、このゲームは普通のFPSとはちょっと違うんだ。特にストーリーを重視しているかね。日本のゲーマーは重厚なストーリーのゲームが好きだっていうのは、知っているよ。とにかくわかってもらいたいのは、コンセプトが非常にユニークだということさ。そしてストーリーもとても大切にしている。だから日本のゲーマーにも気に入ってもらえると思うよ。
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敵か味方か? 異様な風体の人物※クリックで拡大画面を表示 |
■ロシアンゲーマー Anatolyのゲームライフ