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ユーザーは“初音島”などタイトル固有の世界のほか、各世界をつなぐ「アキハバラ島」(仮)をキャラドルといっしょに歩きまわったりできます。さらに、キャラドルや自分自身のアバターを着せ替えたり、キャラドルにモーションを覚えさせたりすることも可能になるとのこと。
さらに、ニコニコ動画との連携も各所にわたっており、ニコニコアニメチャンネルへの専門コーナーの設置や、ai sp@ceのフレンド機能にはニコニコ動画のフレンド機能(現在は未実装)を使用するといったプランも披露されました。
開発を担当するヘッドロックの岡田信之氏は、チートやBOTへの対策、あるいはコミュニティ構築にあたってどのように愛着をもってもらうかといった従来MMORPGが抱えていた問題を、ai sp@ceでは根本的に解決できると述べ、サービスのスムーズな立ち上げに自信を見せていました。岡田氏によると、ai sp@ceがゲームではなく、登場するアイテムが、ランダムドロップによるレアさや、戦闘を助ける強力な性能をもつといったことがないため、チートやBOTをおこなう必要がそもそもないとしています。また、すでに人気を集めている美少女ゲームからの世界観・キャラクターということで、世界やキャラクターに愛着をもっている状態でユーザが参加することも期待できます。
アイテム課金方式が予定されており、そのほかスターターパックの販売なども検討中とのことです。
■課題は「ほぼ男性のみのコミュニティ」となる点か
会場でのデモンストレーションを見る限り、もともと2Dグラフィックスで描かれていた美少女ゲームのヒロインたちを、ポリゴンでうまく表現できているようです。また、「このゲームの『世界観』が好きなんだ」という想いをもつファンが多いタイトルであれば、このような仮想生活系サービスも受け入れられるでしょう。「語りたい」ユーザーのためにCGM系の機能を備えるのもよさそうです。
コミュニケーション機能をメインとしてゲーム性を抑えていながら、ユーザー層が男性(かつ美少女ゲームのプレイ層)メインで構成されることから、セカンドライフ同様、早晩「やることがない」状態になるユーザーが出てくる可能性もありそうです。ユーザーからの要望に応えるというよりは、先手を打ってユーザーに常に新しい何かを提案し続け、意識を常にコンテンツに向けさせるような展開が求められそうです。
画面は開発中のものです (C)ai sp@ce製作委員会