『ゴッド・オブ・ウォー』シリーズは、古代ギリシャの神話世界をモチーフとし、主人公・クレイトスと神々との戦いを描くアクションゲーム。
PSP版『ゴッド・オブ・ウォー 落日の悲愴曲』は、海外では発売されたばかりの最新作で、日本版は海外版のローカライズ作品となる。物語は、2007年に発売されたシリーズ第1弾・PS2『ゴッド・オブ・ウォー』の前日談にあたる。クレイトスが戦神アレスに命を救われ、その下僕として働いたという空白の10年間が、本作にてついに語られる。
今回明らかにされたストーリーはゲームの冒頭部分。戦神アレスの狡猾な罠によって、クレイトスが果て無き戦いに身を投じることになったの経緯が語られる。
●プロローグ
かつてスパルタの猛将として剛勇を誇ったクレイトスも、蛮族との戦いで窮地に追い込まれたことがあった。彼は戦神アレスに力を借りてその窮地を脱するが、その代償に、アレスをはじめとしたオリュンポスの神々の戦士として、幾多の戦いに臨むことになる。
ある日、彼は戦いの中で自らの妻子を殺めてしまう。それは、彼を非情な戦士にする為のアレスの謀略だった。それ以後クレイトスは確かに『スパルタの亡霊』と恐れられるほどの戦士となるが、同時に妻子を殺めた苦悩に苛まれてしまう。
彼はアレスを激しく憎悪しつつも、苦悩からの解放を信じ、戦いを続けるのだった…。
その日、クレイトスは神々からの命によりペルシャ軍に侵攻された都市アッティカへ降り立った。そこで彼が見たものは、ペルシャ軍が放ったおぞましく巨大な怪物“バジリスク”の姿だった。
バジリスクを倒したクレイトスが息をつく暇もなく、新たなる異変が突如として起こった。太陽が滑り落ちるように姿を消し、世界が闇に包まれたのである。太陽神ヘリオスが何者かにより天空から引きずりおろされたのだ。
神々に隷属するクレイトスは女神アテナから命じられる。太陽神ヘリオスを見つけ出し、彼を天空に戻せ、と。こうしてクレイトスの過酷な試練の戦いが始まるのであった…。
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