『428 〜封鎖された渋谷で〜』の舞台は言うまでもなく渋谷。若者の街で、他人であるはずの複数の主人公の運命が交差し、連鎖していき、息もつかせぬテンポの速いストーリー展開がプレイヤーを引きつけます。200x年4月28日の1日に起こった事件を巡り、時間を追いながら、複数の主人公の視点に切り替わりながら空前のサスペンスが繰り広げられます。
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渋谷署管轄内で起こった事件、はじまりはひとつの誘拐事件。ひとみの妹のマリアがレストランで突然何者かにさらわれ、犯人はひとみに現金5000万円を持ってハチ公前で待つように要求する。指定時刻は翌10時。最初にプレイするのは渋谷署の刑事である加納慎也。多くの他の刑事と共に犯人が現れるのを待つが・・・。そこに現れたのは、かつて渋谷の若者をまとめた組織のリーダー、遠藤亜智。プレイヤーの選択が運命を変えていく物語の始まりです。
ゲームは複数の主人公を切り替えながらプレイしていくことになります。今回私がプレイすることができた序盤(ゲーム内の時間で10:00〜10:30)でも、加納と亜智を何度か切り替える必要がありました。メニューを開くと、各主人公がY軸に、時系列がX軸に並んだタイムラインを開くことができ、ここで主人公を切り替えることができるほか、会話中からリンクが張られ、別の主人公にチェンジできる場合もあるようです。主人公たちは同じ時間、空間を共有していて、一方の行動が一方に影響を与えます。たとえば「亜智がひとみに近づいて刑事たちが犯人と誤って確保してしまう」→「亜智に切り替えて近づかない選択肢をすることで物語を変える」といった風になります。
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また、システムでは『街』にも存在した「TIP」と呼ばれるシステムも確認できました。これは文章中にリンクが張られていて、選択することで語句の解説を読むことができるというものです。
今回は軽く序盤をプレイしただけですが、テンポが良く軽快に遊べ、複数の主人公を切り替えていくことで、ゲームとして楽しめるだけでなく、事件を様々な角度から読むことができそうです。渋谷という現実の、よく知られた街を舞台にすることで、臨場感も更に増します。次を読みたくなる演出や、緊張感を高めていくサウンドはさすがチュンソフトと言うべきものがあり、実際の製品版をプレイするのが楽しみです。東京ゲームショウのブースでゲームの体験者に配布される体験版ディスクは、ゲーム内の時間にして1時間をプレイできるということですので、ぜひゲームショウのセガブースに足を運びましょう。
詳しいストーリーや登場人物はセガの公式サイトをご覧ください。
