ソニー・コンピューター・エンターテイメント(SCE)の平井一夫氏がOfficial PlayStation Magazineのインタビューで「任天堂は別世界の存在であり競争相手とは見ていない」「Xbox360は短命」「よほど状況が悪くならない限り、Xbox360がプレイステーション3を上回ることはないだろう」と発言。
これに対しマイクロソフトのAaron Greenberg氏は「プレイステーション3が我々に追いつくようなどんなシナリオも想像できない」「この世代のゲーム機戦争がハードウェアスペックだけで決着がつくものではなくオンラインとソフトウェアでの意識革新が必要」と反撃。
Wedbush Morgan証券のアナリストであるMichael Pachter氏が「プレイステーション3が値下げを行えばブルーレイ効果と日本でのアドバンテージによりトータルでの台数はXbox360に追いつく」と援護射撃をしたというのが事のあらまし。
不言実行の日本とは異なり、海外では自己主張も大切とされています。ライバルであるハードウェアメーカーどうしが互いに自己主張するのは、海外の視点からすれば不思議でも何でもありません。クリスマスなどのシーズンに「ウチはこれだけ売った!」「いや、こっちはもっと売った!」というリリースが飛び交うのは賑やかでお祭り的でさえあります。ライバル同士がなにか発言するたびにマスコミも注目するのですから、こうした自己主張は業界全体のムード作りとして重要な意味を持っています。自己主張という表現を使いはしましたが、自分のためばかりの発言ではないのです。
しかし、このやりとりは自己主張の域を超えています。自分の業績を誇るだけではなく他社への言及も含まれています。「ウチはこれだけ売った!」という自己主張であれば、そのハードを持っている人も幸せな気持ちになれます(自分が持っているハードが売れて不快な人はいないでしょう)。
しかし「Xbox360は短命」「プレイステーション3はこっちに追いつけない」では、Xbox360ユーザーとプレイステーション3ユーザーのどちらもあまり愉快な気分はしないでしょう。では、全てのハードが統一されればよいかといえばそうではありません。
ゲーム機に種類があるということはゲームの多様性に直結します。多彩なゲームがあれば、状況が変化してもどれかの種類は生き残ることができます。WiiやニンテンドーDSがいい例で、リモコン操作やタッチパネルといった多様性で、ライト層という土壌にしっかり根付きました。逆に、従来型のゲームを育み、コア層に根付くのがXbox360やプレイステーション3の役割。ハードに種類が生まれることで、ゲームは二つの土壌で生き残ることができたのです。ゲーム機は違いがあるからこそ素晴らしいのです。
ゲームという娯楽が生き残るためには群雄割拠の状態が望ましいのですが、シビアなビジネスの世界とはいえ、自らの力を誇り他社の力を認める、そんな戦国時代であって欲しいというのは理想主義すぎるでしょうか。
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