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Zeeboは新興市場向けのテレビゲーム機で、まず年内に199ドルで、ブラジルでの発売が予定されています。続いてメキシコ、2010年にはインドとロシア・東欧諸国、2011年には中国での発売も視野に入れています。
コントローラーは十字型ボタン+4ボタン+2アナログスティックで、Wiiのクラシックコントローラーに似ています。最大の特徴はソフトの配信を3G携帯電話ネットワークで行うことで、本体に1GBのフラッシュメモリを内蔵しています。
決済はクレジットカード・デビットカード・プリペイドカードの選択式です。これにより海賊版の被害を受けずにすむとしています。このほかPCの外付けモデムとして使うことも可能です。
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ゲームソフトは『クラッシュ・バンディクー 爆走!ニトロカート』『鉄拳2』がデモされました。このほか『FIFA SOCCER 09』『ニード・フォー・スピード カーボン』『biohazard 4』などのタイトルがあげられ、ローンチタイトルは54本になるとのこと。すでにEA、アクティビジョン、イド・ソフトウェア、セガ、バンダイナムコゲームス、カプコン、ゲームロフトなどがタイトル供給を表明しています。
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開発は携帯電話アプリで用いられるBREW言語で、グラフィック的にはざっくりとPS1〜2レベルといったところでしょうか。ZeeboのJohn Rizzo氏は講演で「携帯電話アプリ開発からのステップアップに最適」と述べました。
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またiPhoneでは、すでに競合相手が多すぎるが、Zeeboではまだライバルが少ないと参加を呼びかけました。一方でQUALCOMMのMike Yuan氏は、Zeeboは今後世界中で爆発的に増加が見込まれる新興市場の中流家庭を焦点に当てていると説明。
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これらの家庭でもゲーム機や携帯ゲーム機はないが、テレビと携帯電話はあると述べ、ニッチ市場での成功に自信を見せました。また、ブラジルでの価格は199ドルで、現世代機やPS2との価格の違いも大きくアピールしました。
一方でこれらの地域ではPCオンラインゲーム市場も急成長しています。Zeeboの挑戦が成功するか否かは不明ですが、台風の目になるかもしれません。