これまでは長年に渡って英国の映像審査機構であるBBFC(British Board of File Classification)の審査したレーティングと、PEGIの審査したレーティングが混在していて、混乱を招いていました。
これまで法的に求められたいたのはBBFCですが、一部の問題となるゲームのみが審査を受けていて、大多数のゲームが自主的にPEGIの審査を受けていました。近年、多数の残虐ゲームが自主審査のみしか受けておらず、誰でも購入できることで問題化していました。
ゲーム業界団体ELSPA(Entertainment Leisure Software Publishers Association)は、業界の自主審査への統一を歓迎する声明を出していて、実運用を行うVideo Standard Councilと共に協力して、迅速な移行に最大限の努力をすると述べています。
「家庭用ゲームも、オンラインゲームも、あらゆるゲームをPEGIのレーティングに統一するという英国政府の決定は、英国の子供達に、ヨーロッパ28カ国の子供達と同じ基準を与えることにつながります」とELSPA代表のサイモン・リトル氏はコメントしています。
一方でBBFCは、残念な決定だが決定は支持するとして、レーティング制度が実効性を持つものにするためにELSPAと協力していくと述べています。