シリーズ5周年という節目に、1から作った新しいモンスターハンターとして、カプコンは何を目指したのか。インサイドでは、プロデューサーの辻本良三氏、ディレクターの藤岡要氏にお話を伺うことができました。
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辻本氏 | 藤岡氏 |
―――まずは無事に発売を迎えた心境を聞かせてください
辻本: 『モンスターハンター3(トライ)』は実に3年半ぶりのシリーズの据え置きタイトルになります。スタッフ一同、「モンスターハンター」を新しい段階に進めるタイトルにしようという気持ちで一から開発を始めて、ようやく完成することができました。今は、ようやく実現したという気持ちと、その一方で、長期的に魅力を伝えていきたいゲームですので、もう一つのスタートをきったなという気持ちの両方です。
藤岡: 発売イベントに足を運んで、手に取ってくれる瞬間を眺めていたのですが、発売という、作ったゲームが人の手に渡る瞬間は何とも言えない緊張感があります。嬉しさもあり、不安もあり、という心境でしたが、ひとまず開発者にとってはお渡しした時点で一区切りになります。これからは運営チームとも協力して、楽しい体験を提供できるように頑張る日々です。
―――100万本出荷という順調な滑り出しです
辻本: 数字はあくまでも数字で、どんな数字になっても満足はしないと思うんです。具体的な数字よりは、気合を入れて作った自信作なので、出来るだけ多くの方に遊んで欲しいという気持ちが強いです。
■一から作った「モンスターハンター」