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米国、フロリダ州のタンパで、薬物取引の罪に問われたディーラー宅の捜索中に、捜査員たちがWiiでひまつぶしをするという事件が起こりました。家宅捜索開始からほどなく、捜査員の数人がWiiを発見、他の捜査員が証拠を押収している間、ボウリングゲームで時間をつぶすことに。その後、証拠品の資料を作成していた女性刑事も加わり、数ゲームを楽しんだそうです。
ディーラー宅の防犯カメラがこの様子を記録していることを、捜査チームが気づかなかったことから、この事実が発覚。「女性刑事が2回連続でストライクをとり、両手をあげ飛び跳ねて喜んでいる姿」も、ディーラー宅のワイヤレス防犯カメラに収められてしまいました。
映像はTVでも放送され、捜索の責任者までが「第一投でストライクをとりガッツボーズ、別の刑事とのスコア争いを楽しんでいた」という事実が明らかになっており、「この即席のボウリングトーナメントが裁判に影響を及ぼすかもしれない」事態にまで至っています。被害者側の弁護士から「捜査令状に記述されていない資産(Wii)が侵害されたのは不適切ではないか」との声も挙がっているようです。