場所はゲームとアニメの聖地である秋葉原。会場となったベルサール秋葉原には実物大のガンダムの頭部が設置され、道行く人々の注目を集めていました。
■日韓のノウハウを併せてスタート
『SDGO』は三人称視点のオンラインアクションゲーム。
「機動戦士ガンダム」から最新作「機動戦士ガンダムUC」まで300体以上のモビルスーツが戦うという内容。他のプレイヤーと対戦したり、巨大な敵を共に倒す協力プレイが可能で、原作アニメの名シーンを再現したモードも楽しめます。アクションだけでなく、モビルスーツの色を変えたりステッカーを貼ったりといったカスタマイズ要素も用意されています。
『SDGO』は基本無料でのプレイが可能で、これは「機動戦士ガンダム」のオンラインゲームでは初の試み。韓国では2006年から正式サービスが行われ、その後中国、台湾、香港とアジア圏でサービスが展開。現在では会員が1100万人を越すコンテンツとなっていますが、そこまでの道のりは簡単なものではなかったようです。
バンダイコリア株式会社代表取締役社長の江本義昭氏によれば、企画自体は2004年にスタートしたものの、当時はキャラクターもののオンラインゲームが無かったため、ユーザーに受け入れられるかどうかが議論されたといいます。
「韓国はオンラインゲームでトップクラスであるものの、キャラクタービジネスとビデオゲーム制作のノウハウが無く、日本はその逆」であったことから、日韓のノウハウを融合することが模索されたとのこと。「オンラインゲームは生きもの。日本ユーザーの気持ちをくみたい」と意気込みを語りました。
■「30年間サービスを続けたい」
CJインターネットジャパン株式会社の代表取締役、朴且鎮氏はガンダムシリーズへの親近感を「自分はガンダムっ子として育てられ、自分の人生のコクピットに乗って戦ってきた」と表現します。
先日二人目の息子が生まれたばかりという朴氏、息子がアムロ(「機動戦士ガンダム」の主人公)に似ているといわれたことから30年に渡るロードマップを発想。
「5年後に息子に『SDGO』を教え、10年後には共にチームを組んで世界大会に出場し、20年後にはスペースコロニーで大会を開き、30年後には孫に自分の『SDGO』のアカウントを譲りたい」と壮大な計画を披露しました。
■「無料で全てのモビルスーツが手に入る機会を提供します」
「ガンダムマニアからヘビーユーザー、ライト層まで楽しめるゲームです」と語るのはCJインターネットジャパン株式会社のゲーム事業1部ゲーム事業部チーム長である秋山隆利氏。
「毎月1回はモビルスーツ追加などのアップデートを行う」ことと「無料でも機体コンプリートが可能な機会が提供されるバランスの保持」をキーワードに、「主人公機からファンがニヤリとするマニアックなものまで、必ず好きなモビルスーツに出会えるように展開します」と運営の方向性を示しました。
■有名声優起用、コミュニティ強化……日本独自の方向性
日本版の様々な独自要素も公開されました。
戦況を伝えてくれるオペレーターに中村繪里子さん、今井麻美さん、伊藤かな恵さん、ささきのぞみさん、喜多村英梨さん、浅川悠さん、藤田咲さん、岡本信彦さん、阿部敦さん(順不同)といった有名声優が起用されます。
さらに『SDGO』に連動したコミュニティもスタートします。
日記やコメント、毎日ログインするといったコミュニティ活動でマイレージが貯まり、モビルスーツの購入に充てられるほか、ゲームの戦績がBlogに自動でアップされるなどゲームと密接に絡み合った内容になるとのことです。また、日本版はユーザー層に併せゲームパッドにも対応していることが公開されました。
■「普段と変わらないテンションでやってます」
続いて登場したのは「ガンダム芸人」として知られる土田晃之さんとタレントの熊田曜子さん。
熊田さんは「キャラクターが可愛いし、モビルスーツをカスタマイズして遊びたい」と『SDGO』にラブコール。
土田さんはオペレーター役の声優として『SDGO』に参加。
「声優の仕事はしないと決めてたんですけど、いつの間にかスケジュールに入れられてました。普段のテンションと変わらない感じで演じたので、二度とオファーが来ないんじゃないでしょうか」と声優初体験の感想を語りました。
なお、『SDGO』は4月30日よりクローズドβテスト(正式サービス開始前に、人数を限定して行うテストプレイ)のテスター募集が行われる予定。テストでは23体のモビルスーツが使用可能になるとのことで、興味のある人は要チェックといえるでしょう。
-基本環境
OS:Windows XP/ Windows VISTA / Windows 7 対応
DirectX:9.0c以上
-必須
CPU:Pentium4 2.4GHz / AMD Sempron2800+
メモリ:512MB
Graphic:GeForce8400 / RadeonHD3450もしくは、それらと同等以上の描画能力を持つ環境
-推奨
CPU:Intel Pentium E2140 / AMD Athlon64-2X 3600+
メモリ:1GB
Graphic:GeForce8600 / RadeonHD3650もしくは、それらと同等以上の描画能力を持つ環境
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