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しかし、この後理由ははっきりしないままReady at DawnはPSPの開発は終わったと話し、ソニーへPSP開発キットを返却しました。
が、それから2年後、シリーズ続行が発表されます。Ready at Dawnは『God of War: Ghost of Sparta』(ゴッド・オブ・ウォー:スパルタの亡霊)の制作における目標、そして彼らがGoWシリーズの新たな一章を再び制作する決意を裏付ける熱意を明らかにしました。
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確かに、素晴らしいグラフィックはプレイヤーにとって嬉しい。しかし、それだけではゲームは面白くならない。「私たちが目指すのは、よりシネマチックな演出。(主人公の)クラトスがなぜ激怒しているのか、表情が出せないと分からない」と語ります。実際、公開されたデモでは、戦闘集でさえ微細ながらの表現だがクラトスの表情が変わります。「前作では敵が多く出てきて緊迫感があったけど、演出で特に雰囲気をだしてた訳じゃなかった。」グラフィックの質が高まることで、クリエイターに世界観を理想に近づけることが可能になります。今作ではより過激なアクションはもちろん、敵を虐殺すること度の血しぶきがクラトスの体を赤く染めるなど、細部まで世界観を統一させることが出来るのです。
もっとも、「Ghost of Sparta」の高質なグラフィックは既存のエンジンをただ洗練して達成できたわけではなく、最初から組み立てることで、元々の理想を実現できたとのこと。デモではギリシア神話でお馴染みでGoWリーズ初登場の海怪物「シラ」でした。シラがクラトスを襲い、三つの大きな触手とのバトルで叩き返し、次へ進む。しかし、シラはゲーム上で何度も現れる断ち切れない因果関係を持つ強敵。このように、前作とは違い、ステージは「一つのシーン」として描かれ、ただクリア目的のために前進せず、危険が渦巻く舞台で生き延び戦う、という映画をプレイするような『GoW3』に近くづきました。
実際、『Chains of Olympus』は斬新的なものではなく、コンソール版、そして前作で導入したかったフィーチャーを入れたかったゲームだと説明されました。PSPでのGoWの理想像を実現させるため、技術的な工夫がチャレンジとなったと話しましたが、それを達成したからこそ新たなゲームプレイ、そして世界観を肉付けることができたそうです。
ミダス王を何度もぶん殴れる箇所を見て、「そうそう、今まで見公開のここ。すごく気に入ってるんだ」、と嬉しそうに次々紹介するプロデューサーーとクリエィティブディレクターの二人でした。携帯機で「相変わらずの」が達成できたことがチームの誇り。次々の続編でゲーム性、世界観がガラッと変わるタイトルが多いのですが、不変のゲームプレイを延長しただけのタイトルもアリではないでしょうか?