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司会を務めたのはホーム&エンターテイメント事業本部 ゲームコンテンツ推進部 デベロッパーアカウントマネージャーの緒方貴宏氏。「最初に触った時はマジックじゃないかと思った」とKinectを紹介。自らKinectの前に立ち、自分の体の各関節やパーツが正確にトラッキングされている事を証明しました。反応速度も悪くありません。Kinectでは深度情報も取っているので、疑似的に左右に画面を振る事も出来ます。会場は中央にプロジェクターがあるという悪条件でしたが、Kinectの精度に問題はなさそうでした。
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きちんと反応するようです | レイテンシーも良さそう |
前置きはほどほどにして、セッションの多くの時間は『Kinect Adventure』のゲームを参加者が体験するのに割かれました。使われたのは球を弾いてパネルを割る「リコシェ」、協力してポートを漕ぐ「リバーラッシュ」、障害物競争の「オブストラクコース」です。
NDAなしでKinectに触れるのは日本では初めての機会ということで多くの方が手を挙げて参加していました。
参加者がKinectの前に入ると自動的に認識がされます。一人目が入るとPlayer 1、二人目だとPlayer 2、のように画面に表示が点灯します。緒方氏によれば「Kinectが認識しているかそうでないかは常に意識して表示されるようにしている」と説明していました。二人目でもすぐさま認識し、Player 2という文字が点灯するのは不思議な感覚です。Kinectのゲームが起動していればもはやコントローラーを使う必要はなく、操作は手振りで行う事になります。キャラクター選択は画面上のボタンを掴んで行うようなインターフェイスでした。
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ゲームはいずれも眺めているだけでも楽しく、会場の笑いを誘っていました。感想を求められた参加者の口々から出たのは「没入感」という言葉。全身を使い、それが反映されるゲームならではの没入感はかなりのもののようです。また、「想像以上の反応」という声もありました。反応速度や認識は問題なさそうです。一方で反応が良い距離、というのも存在するようで、見ている限りだと2~3メートルは離れる必要がありそうでした。日本の住環境でそれはどうか、というのも気になる点です。
とはいえ実現されるゲーム自体は、百戦錬磨のゲーム開発者をも楽しませるもののようで、可能性は大きく広がりそうです。