カナダの業界団体ESOCのエグゼクティブディレクターであるDanielle Parr氏は英BBCのインタビューに対し「我々はあなた方の投資を受け入れる」と語っています。
カナダの業界団体が英国のゲーム業界人を誘致しているという訳ですが、これがニュースになるのは両国が税金に対し対照的な施策を行っているからです。
カナダのブリティッシュコロンビア州政府は今年2月に「ゲーム業界への税制優遇を行う」と発表。英国でも税制優遇は検討されていましたが、今年6月に廃案が決定されました。
カナダのラブコールは積極的なものがあるようで、英国のゲームイベントGameHorizonではカナダのパスポートに似せた誘致のパンフレットが配られ、英国のゲーム業界人はこれに憤慨していたとのこと。
英国の業界団体であるTIGAのCEOであるRichard Wilson氏は「カナダが英国への大きな脅威」になると危険視しています。
税制優遇が廃案になった直後だけに、英国の業界人の反応も大きい模様。
少しでも有利な条件で仕事をしたいと思うのが人情でしょうから、英国政府と業界人がどう反応するかが注目されます。