杉森 雅和さん(サウンド) 担当箇所は? | BGM制作全般:作曲から音録り、落とし込みまで行いました。 効果音のお手伝いとして「テンテコの舞い」を作ったりもしています。 | メッセージ | 本作をプレイして下さった皆様。 テンポ良くサスペンスとコメディが行き交うテキストに、ぬるぬる動くアニメーション。 そしてそこに華を添える音はお楽しみいただけましたでしょうか。 今回の制作は巧さんのイメージをカタチにするために、 サウンド側も全力で「限界点」を攻めました。 たとえば、本作のBGMは全て内蔵音源で鳴らしていますがコイツには「効果音と合わせて16音まで」という制約があります。数え方は「音の鳴り始めから『完全に消え切るまで』」が1音であり、「音符の1音」ではありません。最初の3音から次の3音に変わる瞬間、音符上では3音なのに6音扱い・・・という事が起こるわけです。なので「最大の半分」が安定して鳴らせる音数となりますが、実際は効果音が鳴りますのでさらに使える音数は減ります。 それなのに・・・。「この音左右ステレオで鳴らしてやがる」「ベースに何音使ってるんだ」「ピアノいくつ重なった」というムチャぶり。曲のために色々調整して下さったスタッフの方達には頭が上がりません。 ムチャといえばもう一つ。 皆様がよく耳にされたであろう「テーマ曲」のベース。 あのベースの「うねり」は、フレーズをそのまま録音したのではなくうねった1音ごとを10種近く用意してパズルのように組み合わせて作っています。さらっと流れていますが実は「正攻法」では不可能な鳴らし方だったり・・・ リンネもよくムチャをしますが、僕らも負けていられないという気持ちでした。 まだ未プレイの方もこれから2周目な方も、ぜひ独特な世界観と一緒に音も味わってみて下さいね! | | | | マダムの部屋 曲を考えている際、「妖艶なマダム」という事なので「えっちなシーンで流れそうなサックス」 を、イメージしていた記憶があります。(伝わるでしょうか・・・。) それが、蓋を開けると「壁ごと踏み潰す!!」なマダムで、驚きました。 部屋の雰囲気にはとても合っていると思うので気に入っていますが、 マダム用にスローテンポなヘビメタも作れば良かったかな・・・。 | |