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任天堂、3Dゲーム制作の執念が明らかに・・・社長が訊く「ニンテンドー3DS」

任天堂ホームページにて、ニンテンドー3DSの社長が訊くが掲載されました。

任天堂 3DS
任天堂ホームページにて、ニンテンドー3DSの社長が訊くが掲載されました。

今回の社長が訊くは、岩田社長、宮本茂氏、そしてコピーライターの糸井重里氏の3人。この3人が揃って語るのはニンテンドウ64版『MOTHER3』以来でしょうか。今回はニンテンドー3DSについて語ります。



ニンテンドー3DS体験会を明日に控えた今日、ニンテンドー3DSを触ってみた糸井氏。3DSの話の前に宮本氏がバーチャルボーイの話を語ります。



バーチャルボーイは、1995年7月21日に1万5000円で発売した任天堂のゲーム機。ゴーグルのようなディスプレイになっていて、プレイヤーは覗き込み、立体ゲームを楽しむことが出来るというハードでした。

ただ、画面は赤と黒の2色、発売されたゲームも少なく、当時はニンテンドウ64と開発時期が重なってしまっていて、商業的には失敗に終わってしまいました。

宮本氏はバーチャルボーイを「おもしろいおもちゃ」「魅力的なおもちゃ」と語ります。ゲームのプラットフォームとして考えると、やはり広がらず終わってしまった訳ですが、「ラブテスター」や「ウルトラスコープ」などの“おもちゃの延長上と考えると任天堂らしい商品であった”とここではまとめています。

続いてはメガネを使わずに立体映像が見えるハードについて。ゲームキューブに3D映像が表示できる機能が付いているという話は、過去の社長が訊くで明かされたことがありますが、一番最初はゲームボーイアドバンスSPの頃とここで岩田社長から初披露。ただ当時は液晶の解像度が高くなかったため、サンプルとしては存在したものの、製品としては世に出回っていない形で終わっています。



ゲームキューブに3D回路が表示されている点については、実は対応ソフトは『ルイージマンション』で、周辺機器を用意すれば3D画面で遊べたそうです。確かにそういわれてからゲームの動いているところを見ると・・・その名残っぽい感じがしなくもありませんね。

話はさらにさかのぼり、当時HAL研究所で制作していた『3Dホットラリー』も3D対応ゲームでした。ゴーグルを付けて遊ぶと3D画面で遊ぶことが出来ましたが、実は当時プログラマーだった岩田社長と宮本氏が初めて一緒に仕事をしたゲームということも明らかにしました。最初の出会いが3Dゲーム制作という所がまた運命的な印象を受けます。ちなみに糸井氏は『3Dホットラリー』の存在は知らなかったと語っています。

話は戻ってニンテンドー3DSの話題に。「3Dはどうや?飛び出さへんのか?」と当時社長だった山内相談役は3Dが好きのようで、任天堂が3Dゲームにこだわってこれまで何度も挑戦してきたのは“山内溥”の存在と情熱があったから今のニンテンドー3DSがあるという訳です。元々ニンテンドーDSも「2画面のゲーム機」を提案したのも山内相談役のアイディアから生まれたものです。



こうしてディスクシステム、バーチャルボーイ、ゲームキューブ、ゲームボーイアドバンスSPと、3Dゲームは何度も失敗に終わっていますが、それでも3Dのゲームを作るんだという思いの強さがあったからこそ「ニンテンドー3DS」というゲーム機が誕生した訳です。

社長が訊くはまだ続くようで、気になる続きは近日公開となっています。

ニンテンドー3DSは1月8日~10日までの3日間、千葉県幕張メッセにて「NINTENDO WORLD 2011 ニンテンドー3DS体験会」で実際に触って遊ぶことが出来ます。こちらも要チェックです。
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