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【Nintendo World 2011】 桜井氏が25年振りに復活させた『新・光神話 パルテナの鏡』をプレイ

1986年にディスクシステムで発売され長らく続編が待たれていた『光神話 パルテナの鏡』の新作がニンテンドー3DSで登場します。

任天堂 3DS
1986年にディスクシステムで発売され長らく続編が待たれていた『光神話 パルテナの鏡』の新作がニンテンドー3DSで登場します。桜井政博氏のソラと任天堂の合弁会社プロジェクトソラが開発する『新・光神話 パルテナの鏡』です。昨年のE3で発表され、いよいよ今回の「Nintendo World 2011」で体験する機会が得られました。



『光神話 パルテナの鏡』の物語は、光の女神パルテナと闇の女神メデューサによっておさめられていたエンジェランドという神と人間が一緒に暮らしていた土地が舞台。しかし、メデューサは人間を迫害し始め、パルテナはメデューサを追放。追放されたメデューサは冥府界の魔物達と手を組み攻撃を始めます。パルテナは親衛隊長のピットに弓矢を与えエンジェランドの未来を託すというもの。

新作の物語は前作の25年後の世界を舞台として、再びエンジェランドにメデューサが冥府界の魔物達と共に襲いかかるというものです。

女神パルテナは久川綾さん、ピットは高山みなみさんが声を担当。ゲーム中にも二人の掛け合いがありながら物語が進んでいきます。キャラクターデザインは『大乱闘スマッシュブラザーズX』で使用されたものをベースに制作。美しく強力に描かれています。また、敵キャラクターも前作は小さなドット絵だったことから、面影を残しながら全面的にリニューアルされています。

体験版によれば、ゲームはどうやら空中戦と地上戦に分かれるようです。ピットはパルテナから「飛翔の奇跡」をかけられ、5分間だけ飛べるようになっています(5分間経つと翼は焼け落ちてしまうとか)。

いずれも、いわゆるサードパーソンシューターの操作を3DSでアレンジしたような操作になっています。スライドパッドで移動し、右手にタッチペンを持ち下画面をスライドで照準を移動、左手のLボタンで攻撃します。近距離であれば自動的に剣劇になります。このため、机やテーブルに3DSを置いて遊ぶというプレイスタイルになりそうです。操作性は良好という印象でしたが、左利きのプレイヤーには最適化されておらず、遊び辛いという意見も聞かれました。対応が望まれます。

今回プレイできたのは難易度EASYの「パルテナ再臨」と難易度HARDの「死神の視線」。いずれもダイジェスト版と表記されていました。ステージを選択すると武器の選択になります。武器は万能なもの、移動速度に優れるもの、リーチが長いものに分かれていました。

画面奥からやってくる敵に対して照準を合わせてLボタン。ある程度はホーミングしてくれるので、余り深く考えずに撃てばOK。ずっとLを押していると連射してくれるのでそれでもOKです。ゲームは軽快なテンポで進みます。ピットとパルテナの掛け合いもなかなか楽しく、それでいて有益な情報を伝えてくれるので、「パルテナ再臨」などは遊びながらゲームを理解することができます。一方の「死神の視線」はかなり固い敵と量があり、少し慣れた上級者向けとなっています。

最深部には「パルテナ再臨」は魔獣ツインベロス、「死神の視線」はビッグ死神が待ち受けます。いずれも前作に登場したキャラですが、その姿は大きくパワーアップしていて、迫力があります。ボスステージは2段構成になっていて、ジャンプ台を使って上下を行き来。素早く動き回り体の大きなボスを引き回すように戦うのがコツになりそうです。デモプレイでは基本的には連射で攻撃を叩き込めば勝てるような調整でした。

終えるとリザルト画面で時間やスコアが表示されていました。

数度プレイしましたが、桜井氏のゲームらしく間口が広く、触っていて楽しいと思えるゲームとなっていました。サードパーソンシューターということで敷居が高いと感じられる方も多いかと思いますが、格闘ゲームのスマブラのように誰にでも楽しめるものになっているのではないかと感じました。発売時期は明示されていませんでしたが、ぜひ早い時期に製品版に触れるのを期待したいですね。
《土本学》
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