人生にゲームをプラスするメディア

獣の肉を食べるアイディアは駅弁から、制作期間は4年以上 ― 『パンドラの塔』社長が訊く

任天堂ホームページに『パンドラの塔 君のもとへ帰るまで』の社長が訊くが掲載されました。

任天堂 Wii
パンドラの塔 君のもとへ帰るまで
  • パンドラの塔 君のもとへ帰るまで
任天堂ホームページに『パンドラの塔 君のもとへ帰るまで』の社長が訊くが掲載されました。



今回は開発元のガンバリオンの山倉千賀子社長を初め、ディレクターの芳賀徹氏、同じくディレクターの入江宏文氏などが登場し、『パンドラの塔』について語ります。

そもそも、任天堂とガンバリオンの付き合いは、かつてニンテンドーDSソフト『ジャンプスーパースターズ』が始まりでした。このゲームは、ジャンプに登場する人気キャラクターが一同に集まり、対戦が楽しめるという格闘アクションゲームです。続編として、Wi-Fi対応になってキャラクターも多数追加された『ジャンプアルティメットスターズ』も発売されました。まずはこの経緯から訊いています。

これについては任天堂側からの企画だったそうで、初めて会ってから20分で頼んだので、安易にお引き受けしていいものかと、かなり悩んだと語る山倉社長。結果、「やりましょう」という話に流れ、無事世に出ました。

『ジャンプスーパースターズ』だけでなく、『ジャンプアルティメットスターズ』の話も触れつつ、『パンドラの塔』に。

『パンドラの塔』は、『ジャンプアルティメットスターズ』開発終了後に動いたプロジェクト。それまでは「ワンピース」を題材にしたゲームを多く開発していたガンバリオンですが、オリジナルタイトルを作りたい思いは兼ねてからあり、「中高生から若い20歳くらいの男性にウケるものをつくってみたい」という思いから、女の子を中心にしようと思った山倉社長。(女の子が)汚いものからきれいになっていくところを見せよう、そんなストーリーにしようと考えてたところ、戻す方法がなかなか浮かばず、新幹線で駅弁を食べてた時にアイディアが浮かびあがります。何か食べさせることで、元に戻るというアイディアは駅弁から閃いたのだそうです。

そこで、「気持ち悪いもののほうが、女の子の美しさが映える」ということで、獣の肉を食べるという現在の仕様に決まりました。ただ『パンドラの塔』の世界では肉を食べてはいけないという設定があり、これはいやいや食べている感を出したかったと語っています。

ただゲームを作るより世界観や設定を考えてから作ったようで、任天堂のタイトルでは先にゲームを作り、あとで設定を与えるゲームが主。任天堂は『ジャンプ』2タイトルを作ってもらったこともあり、「未知のことにチャレンジしてみよう」と岩田社長。

インタビューでは『パンドラの塔』の作った過程や開発秘話が語られています。ぜひチェックしてみてください。

なお、企画スタートは2006年12月とのことで、完成まで実に4年半の年月を費やしています。Wiiで発売された『ラストストーリー』は3年半(+デバッグ9ヶ月)だったので、それをさらに超えますね。

『パンドラの塔 君のもとへ帰るまで』は、5月26日に発売予定で価格は6800円(税込)です。

(C)2011 Nintendo / GANBARION
《》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

任天堂 アクセスランキング

  1. 冗談のバウンティハンター募集に90人も応募が

    冗談のバウンティハンター募集に90人も応募が

  2. 『モンハンライズ:サンブレイク』に『モンハン4』要素あり!?新キャラ「ミネーレ」に噂される“ナグリ村関係者説”

    『モンハンライズ:サンブレイク』に『モンハン4』要素あり!?新キャラ「ミネーレ」に噂される“ナグリ村関係者説”

  3. 『ポケモンレジェンズ アルセウス』シンジュ団・カイの子孫はあの主人公? ネット上で様々な説が浮上

    『ポケモンレジェンズ アルセウス』シンジュ団・カイの子孫はあの主人公? ネット上で様々な説が浮上

  4. 『星のカービィ スターアライズ』いくつ知ってる?小ネタ10選【ネタバレ注意】

  5. 【特集】『ゼルダの伝説 BotW』旅の歩みを止めても眺めたい景色10選

  6. アルセウスだけじゃない!? 意外と知られていない“伝説のポケモン”を生み出したポケモンたち

  7. 任天堂のインパクトある悪役10選【特集】

  8. 『モンハンライズ』これでカムラの里マスター!?勲章「歩き疲れない下駄」入手への道&カムラの里人物名鑑

  9. 『ポケモン スカーレット・バイオレット』「コライドン」バイク形態における、胸の丸い部分は「車輪」にならない!? その意外な正体に驚愕……!

  10. 『モンハンライズ』ナルガクルガはやっぱり猫だった…開発秘話で“モンスターたちのモチーフ妖怪”が紹介!

アクセスランキングをもっと見る