開発元はシーアンドシーメディアの親会社であり中国の大手オンラインゲームメーカー完美世界(Perfect World Co,Ltd)です。インサイドでは、China Joy 2011に併せて同社の上海開発スタジオを訪問。既に中国などでは『神鬼世界』としてサービスされている本作について伺うことができました。
まずは上海スタジオの様子を見せていただきました。上海スタジオはソフトウェア関連企業が入る20階建て程度のビルに入居し、うち数フロアを使っています。オフィスの入口には日本語で「ようこそ、ユグドラシルへ!」と書かれ、歓迎を受けることができました。比較的ゆったりした空間にプログラム、デザイン、運営など職種別に分かれてスタッフが配置されています。漫画やゲームのフィギュアが目立つのは日本も中国も変わらない開発風景なのかもしれません。
そんな上海スタジオで開発が進められている『ユグドラシル』。本作について完美世界のプロデューサーJason.Sun氏とブランディング担当のBreaker.Wu氏に聞きました。
『ユグドラシル』は中国では『神鬼世界』、台湾では『暗黒世界』というタイトルでサービスが行われているタイトル。元になっている『神鬼世界』は中国では『神鬼伝奇』という作品の続編として登場したものです。『神鬼世界』はより世界に受け入れられやすい北欧神話をテーマにしたファンタジーとして制作。登場するキャラクターに一部共通したものがあり、それぞれ別個のゲームとして運営がされています。
公式サイト等をご覧になれば分かる通り、日本人に馴染みのあるファンタジー作品であり、「これから始める本格MMORPG」と銘打たれている通り誰でも取っ付き易い作品になっていると言えます。また、日本向けの独自実装もあります。
まずは「競技性の高いPvPコンテンツ」があります。もちろん『ユグドラシル』には既にPvPとして「PKシステム」「領土戦(GvG)」が用意されているのですが、さらにレベルや装備に依存しない、どんなプレイヤーも公平に楽しめるシステムを準備。対人戦専用チームの作成や、レベルの近いチーム同士のオートマッチングシステムなどが実装されます。
また、日本初のオンラインゲームと連動するスマートフォンアプリも提供されます。こちらは、対プレイヤーチャット、コミュニティ(ギルドなど)、所持ペット情報がリアルタイムに連動され、確認できるというアプリです。外出先や仕事場でもゲームの状況をチェックしたりチャットを楽しんだりすることができます。こちらはiOSとAndroidで提供されます。質疑応答では本件に関する質問が続出。アプリ自体は無料で、最低限の機能を盛り込んだものを第3四半期にリリース。徐々に機能を追加したものをアップデートとして随時提供するようです。
こうしたゲーム自体の新機能の他に、『ユグドラシル』は日本独自展開として園崎未恵さんによる主題歌「ユグドラシル」が用意。エイベックス・エンタテインメントのレーベル「rhythm zone」の山木隆一郎プロデューサーの元、出来上がった壮大な楽曲は公式サイトでも視聴することができます。本楽曲はデジタルな手法をほとんど使わず、収録されたという苦労作だったということです。
『ユグドラシル』は第3四半期よりサービス予定。8月15日15:00よりクローズドβテストの募集開始予定となっています。ぜひチェックしてみてください。
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