『真かまいたちの夜 11人目の訪問者(サスペクト)』は、人気サウンドノベル『かまいたちの夜』シリーズ最新作です。原点回帰をコンセプトとして、キャラクターとストーリーを一新。お馴染みの我孫子武丸氏がシナリオ監修を手掛け、シリーズ初のボイス演出なども搭載しています。
■物語の舞台は岩手県遠野市
本作の舞台は、岩手県遠野市。遠野は河童やおしらさま、座敷わらしなど、妖怪にちなんだ昔話で有名な土地で、遠野に伝わる妖怪伝説をまとめた、柳田國男氏の著作「遠野物語」が有名です。
ゲーム中にも妖怪に関わるエピソードが多数含まれているようです。手に持たれた「遠野物語」は一体何を意味しているのでしょうか。
■メインシナリオ担当・黒田研二氏のコメント
本作のメインシナリオを手掛けた黒田研二氏から、メインシナリオ執筆にまつわるコメントが届いていますのでご紹介します。
外見はそっくりだけれども、中身は全然違う――
前作を夢中でプレイしていた頃は、その後、「かまいたちの夜」新作のシナリオを担当することなど、微塵も想像していませんでしたが、いちファンとして、この嬉しいオファーを断るわけがありません。執筆段階は、プロットがなかなか決まらないなど苦難の連続でしたが、何度も上京し、監修の我孫子武丸さん、制作チームの方たちとひたすら打ち合わせを繰り返し、やっとの思いで昨年11月にシナリオが完成しました。
結果は、「かまいたちの夜」とは似て非なる新しい「かまいたちの夜」になったのではないかと自負しております。案外、1作目をやり込んだ人ほど、作者の仕掛けたトリックに騙されるのではないかなと思っているのですが・・・・・・。
今回執筆してみて、本格ミステリとサウンドノベルは、とても相性がよいと痛感しましたね。ゲームはそのシステム上、二度、三度と冒頭に立ち返ることが多く、真相がわかったあとで、「あ。こんなところにも手がかりがあったんだ」という発見をしてもらうこともできます。何気ない描写に細かい伏線をいっぱい詰め込んでおりますので、そのあたりも楽しんでいただければ幸いです。
■新たな登場人物
「坂巻快人」「立花京香」「オーモリ」「白河雪乃」に加えて、更に新たな登場人物4人が明らかになりました。
・池谷雅也(CV:緑川光)
京香と一緒にブラウニーに訪れた、たくましい体つきと彫りの深い顔立ちの男性。35歳。旅行雑誌『月刊らんらんとらべる』の編集長。
・烏飼優太(CV:藤原啓治)
優しそうな顔立ちにペイズリー柄のバンダナが似合う、ペンション『ブラウニー』のオーナー。40歳。ペンションが人気のため、多忙の様子。
・神林龍之介(CV:平野正人)
熟年紳士といった雰囲気だが、気さくな話題で周囲を和ませる56歳。妻ローズとの結婚生活が25年を迎え、ふたりの仲を取り持った神社、卯子酉様にお参りに訪れた。
・神林ローズ(CV:一城みゆ希)
龍之介の妻。53歳。西洋系の外国人女性ながら、流暢な日本語を使いこなす、おしとやかな雰囲気の女性。手相占いができる。
■オンラインマルチプレイモード「みんなでかまいたち」
「みんなでかまいたち」はPS Vita、PS3のハードの垣根を超え、1ルーム最大100人のユーザーで挑むネットワーク推理対戦ゲームです。プレイヤーはそれぞれ探偵となり、犯人・凶器・死体の隠し場所を突き止めるために尽力することになります。一つ一つのゲームはルールによって2日~1週間というタームごとに行われ、ユーザーは毎日少しの時間ゲームにアクセスして推理合戦を行います。
容疑者の証言を聞いたり、他人の持つカードを偵察したり、つぶやき掲示板「かまいったー」を使用して他プレイヤーと協力したり捜査をかく乱したりと、複数のユーザーで推理の楽しみを共有できるモードです。
探偵の基本は情報収集と推理。事件に居合わせた容疑者の証言を聞き出す「捜査」、他プレイヤーの情報を盗み見る「偵察」をしながら情報を集め、手持ちの情報である「情報カード」から真相を「推理」することがプレイヤーの一連の行動となります。「推理」で犯人・凶器・死体の隠し場所を突き止めるとゲームクリアとなります。
・捜査
まずは事件現場に居合わせた容疑者たちに情報を聞き出しましょう。話を聞きたい容疑者を選択し、その上で何の情報を聞くか決定します。ルールにより1日にできる捜査回数は定められており、また、嘘をつく容疑者もいるため、質問内容、情報の真偽については注意が必要です。
・偵察
同じ事件を嗅ぎまわっている探偵(他プレイヤー)を偵察し、情報を盗みます。「参加者一覧」では他プレイヤーが所持している情報カードの構成比率などが確認できます。闇雲に当たらず、数値を吟味し、新情報入手のための見極めが偵察のポイントとなります。
・推理
情報を集めたら、次は推理です。集めた情報カードを確認しながら、マトリックス表に正しいと思われる情報のみを記入し、最後に「推理」ボタンを押します。犯人・凶器・死体の隠し場所を正解するとゲームクリアとなります。ルールによっては容疑者の中に嘘つきが混在している場合があるため、情報の真偽を見極めながら推理を進めましょう。
更に、偵察から情報を守る「防御」、他プレイヤーの捜査状況のつぶやきを見れる「かまいったー」、ヒントがもらえる「ざしきわらしのおつげ」を駆使することで、事件の真相により近付いていくことができます。
プレイヤーが行った行動や、他のプレイヤーに偵察された事実などは「事件のあらまし」に追加され、その事件をめぐるあなただけの『真かまいたちの夜』が綴られていきます。
初代『かまいたちの夜』と似て非なる新たなかまいたち『真かまいたちの夜』。メインシナリオも「みんなでかまいたち」もかなり奥深い内容となっているようです。
『真かまいたちの夜 11人目の訪問者(サスペクト)』は、12月17日発売予定、価格はパッケージ版がPS3/PSVitaともに6,090円(税込)、PSVitaダウンロード版が4,980円です。
(C) CHUNSOFT
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