「ぷよぷよ」は、1991年にコンパイルが生み出した落ち物アクションパズルゲームの元祖と言っても良い作品。最初のプラットフォームはMSX2とファミコンディスクシステムでした。その後、翌年にはセガからアーケードやメガドライブでも発売。単純で分かりやすいゲーム性と可愛らしいキャラクター、熱い対戦プレイなどが好評を博し、その後、ほぼ全てのプラットフォームに登場していました。
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定番落ち物、ぷよぷよが3DSにも登場 |
20周年を祝う本作は、初代から最新作までの全24キャラクターが集まり、ゲームルールも15種類以上が収録されているというお祭り的な位置付けのソフトとなっています。
■「ぷよぷよ」の20年間が楽しめるゲームに
『ぷよぷよ!!』はシリーズの20年分のルールをまとめて遊べる作品に。お馴染みの定番ルールである「ぷよぷよ」「ぷよぷよ通」「ぷよぷよフィーバー」は当然のこと、「ぷよぷよSUN」など過去のシリーズから復活したもの、さらには「ちびぷよはっくつ」「スロット」「クロスかいてん」など8種類の新ルールも登場。合計15以上のルールで幅広い遊び方ができるものになっています。
人気のキャラクターも初代から前作『ぷよぷよ7』まで、総勢24名が登場。好きなキャラクターを使って遊べます。
新モードとしては「ペアでぷよぷよ」という協力&対戦モードが登場。こちらは、2対2のペアとなって、タイミングよく連鎖をしたり、連鎖数を合わせたりする遊びが可能です。一人ではなかなか連鎖が続けられなくて悲しい思いをしていたプレイヤーも大丈夫。初心者から上級者まで、一緒に楽しめるモードとなっています。
■3DSならではの新機能も体験
『ぷよぷよ!!』実際に遊んでみました。
まずは3DSだけに収録される新要素「カメラ」です。このモードでは3DSのカメラで撮影した写真をフィールド(マイフィールド)やぷよ(マイぷよ)の柄に使用することができます。早速3DSのカメラで風景写真を撮ってフィールドに設定したり、某人気アイドルグループの顔をぷよにしたり・・・。フィールドはそれなりの大きさがあるのでどんな写真でもそれなりに映えるのですが、ぷよはそう大きくないので特徴的な写真にしないと5色の区別が付きづらいという結果に・・・。顔写真は難しいようです。ちなみに、ここで作成したマイぷよは友達と交換もできるようです。
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最大の特徴は「カメラ」 | 撮影したマイぷよでプレイが可能に |
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背景写真をカメラで撮影したものに変更することも |
また、新モードの「ペアでぷよぷよ」にもチャレンジ。連鎖はそう得意ではない筆者ですが、数回の連鎖もペアのプレイヤーに合わせる事で大連鎖が作れちゃいました(1人で遊ぶ際はCOMが相手になってくれます)。パズルゲームも周りのレベルが上がっていくと初心者が入っていくのが難しかったりしますが、このモードがあれば安心です。
こうした幾つかの3DSならではの新要素があるほかは、収録されているモードやキャラクターは原則的には他の機種版と同等です。携帯機とパズルゲームの相性はとても良いですし、持っていれば安心の定番タイトルでもあります。冬のお供にいかがでしょうか?