今回インサイドでは京都にあるジュピターにお伺いし、中山社長や開発スタッフにお話を伺いました。
最終回は、開発部部長である村上宏文氏と開発部マネージャーの目黒徳親氏にお話しを伺いました。
―――『ひらめき◇絵結び』は学生さんが考えたパズルゲームが元になっているんですね
村上:弊社の中山が京都新聞に掲載されているパズルを見て「面白いからゲーム化しよう!」と言ったのがきっかけですね。原案者である東田さんにコンタクトを取り、DSiウェア向けに制作しました。その後DSiウェアに続いてiOS向けにもリリースしました。
(中山 誠:ジュピター代表取締役社長)
(東田 大志:京大大学院生。『ひらめき◇絵結び』の原案者)
―――『ぱねわっ!』は可愛いキャラクターが印象的でした
村上:実は社内のスタッフがこっそり企画を考えていたオリジナルのパズルゲームです。実際に遊べるレベルのものまで出来上がっていたものの、製品化されずしばらく眠っていました。DSiウェアのサービスが始まったのを機に、せっかくなので自社で出そう!という事で、DSiウェア向けに製品化しました。
目黒:若いスタッフが自分達でゲームを作りたい!という話が出てきまして、今回DSiウェアで実現したタイトルでもありましたね。
―――『猫のいるタングラム』は作家の伴田良輔さんのコラボゲームなのですね
村上:実は当初猫は存在しないシンプルな「タングラム」だけ遊ぶゲームでした。ただそれだけだと寂しいので、何か別のモチーフの物をゲームに乗せられないかと考えまして。開発スタッフから猫のアイディアが出てきたので即OKしました。僕、猫好きなので(笑)
―――名刺にも「ねこ大好き」って書いてあるので納得しました(笑)
村上:ただ、社内スタッフにテストプレイしてもらったら猫が邪魔と言われてまして(苦笑)半ば強行でリリースしたのですが、評価は上々でしたね。
目黒:3DSの『ニンテンドーeショップ』にはカデゴリ検索があるので、猫好きの人にも遊んでもらいたいですね。
村上:『ニンテンドーeショップ』と言えば、このタイトルをパズルゲーム特集の際に取り上げてもらえて嬉しかったです。
(※この記事が掲載されている時点での評価は★4.5)
『ひらめき◇絵結び』『ぱねわっ!』『猫のいるタングラム』紹介映像が公開中ですので、こちらをご覧ください。
―――話が少し変わりますが、最近はiPhoneやAndroid向けも制作しているのですね
村上:コンシューマ向けタイトルもやりつつ、スマートフォン向けにも力を入れています。受託案件のため、まだタイトルは公表できませんが、弊社で開発させて頂いたスマートフォン向けのタイトルが、2012年中に数本リリースされる予定です。スマートフォンというデバイスは、長年携帯ゲーム機を手掛けてきた弊社の強みを存分に生かせると考えています。なので、来年は自社タイトルでも積極的に世界へ向けて勝負して行きたいですね。ただ、スマートフォンの場合、アプリ単体で出しても埋もれてしまうので、一人でも多くのお客様に弊社のタイトルで楽しんでもらえるように、現在プランを練っている所です。
―――ありがとうございました
(おしまい)
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