次々とタイトルが紹介されたステージでしたが、一度区切られて物々しい雰囲気に。緊張のなか上映されたのは、当日発表されたばかりの『BIOHAZARD 6』のトレイラーでした。
ステージに登場したのはエグゼクティブプロデューサー小林裕幸氏、ディレクター佐々木栄一郎氏、プロデューサー平林良章氏の3名。
「ずっと早く言いたかった。何年もやっていたんですけど、なかなか事情があって言えなくて。やっと解禁になって本当に嬉しく思っています。」と緊張した様子で小林氏は語ります。
■すべての要素を圧倒的なクオリティで
『BIOHAZARD』特有のその角を曲がり、そのドアを開けようとする時の不安と恐れ。“いまあなたが想像している、その先の怖さを提供したい”というコンセプトでさまざまなホラー体験を盛り込んだものとして制作を進めているそうです。平林氏によると今回の操作感は歴代シリーズ随一の“ずっと触っていたい、手触り感のいいもの”になっているとのこと。直感的な操作ができ、世界観に没頭できると語りました。
■トレイラーの6割がプレイアブル映像
3分半ほどのトレイラーのうち6~7割がゲーム部分だと明かした平林氏。いろんなカットを繋いで編集しているので、どのカットがゲームシーンだったか2度3度見て予想して欲しいと続けます。
これだけのものを作るのだから、制作陣も史上最大規模となっています。先鋭と呼ばれる制作スタッフだけで150名以上、国内外の協力スタッフも含めると600名以上が関わっているそうです。
■ゾンビ、再び
ナンバリングタイトルでは久々の登場となったゾンビ。しかしながら、いままでのゾンビとは少し変わった動きとなっており、これについては『BIOHAZARD 6』ならではの秘密が隠されているようです。さらに佐々木氏は多くの謎秘めたゾンビ以上の恐怖、ジョアボ(J'avo)の存在を発表。ショッキングな存在になってくれると思っていますと語りました。
■恐怖、興奮、感動すべてが織り込まれた重厚な物語
ラクーンシティでの事件から十数年後を舞台に、世界規模で発生するバイオテロとの闘いが描かれる本作。主人公はアメリカで奮闘するレオン・S・ケネディ、そして同じくして中国のある都市で闘うクリス・レッドフィールド。この2人はシリーズ初共演となっています。
レオンと行動を共にするヘレナ・ハーパーは大統領を警護する立場。とある事件でレオンと出会うことになるが、その事件について「私がやったの・・・」と衝撃的な告白をしてきます。誰が敵か、味方か。さまざまなキャラクターが織り成す人間ドラマを楽しんで欲しいと佐々木氏は語ります。
そして謎多き第3の主人公が金髪の男。その男については“世界を救うといわれている”というヒントのみになっています。
■最後にメッセージ
「僕自身シリーズの大ファンだったので、この世界で見たいシーンや体験したいコトをたくさん盛り込みました。本当に最高のホラーエンターテイメントを目指しているので、是非ご期待ください。」(佐々木氏)
「シリーズとモノを作ることを愛した優秀なスタッフたちが昼夜問わず頑張っています。いいものになると思っておりますし、保証もできると思いますのでこれからの情報を楽しみにしていてください。」(平林氏)
「今日ステージに上がった3人、大阪のスタッフ、海外スタッフ全員がこの日を待ち望んでいました。そしてファンのみなさんも『バイオハザード6』というナンバリングタイトルの発表を待ってくれていたと思います。本当に申し訳ないです。おまたせしました!過去最高の『BIOHAZARD』だと思っています。発売まで待ち遠しいと思いますが、開発陣頑張っていくのでもう少しお待ちください。」(小林氏)
全世界同時に公開となった『BIOHAZARD 6』の1stトレーラー、まだ見てない方はぜひご覧ください。
なお、発表会後は「CLUB96」会員向けに質問回答コーナーや、今では手に入らないレアグッズなどがあたる抽選会が行われ、イベントの幕を下ろしました。
会場では『バイオハザード リベレーションズ』を実際に遊ぶことが出来たほか、TGS会場限定で公開されたスペシャルMiiのQRコードなども展示されていました。すれちがい通信もバンバンヒットし、楽しい夜を過ごすことが出来ました。
『BIOHAZARD 6』は、2012年11月22日(木)発売予定で価格は7,990(税込)となっています。
※PC版の発売日のみ発売日未定
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