Gaikaiはクラウドでゲームを遊ぶサービスで、専用機は要らず、ゲームの処理をクラウドで行うため端末(クライアント)の性能に依存しません。ノートPCのようなリソースの限られる環境でも高速インターネットが利用可能であれば、家庭用ゲーム機並のクオリティのゲームを遊ぶ事が出来ます。今回はフェイスブックでの提供ですので、Javaがインストールされたブラウザ(IE、Chrome、Firefox、Safariに対応)からアクセス。Windows、Mac、LinuxなどOSの種類は問いません。
βプログラムではカプコンの『デッドライジング2 オフ・ザ・レコード』をはじめ、『セインツロウ ザ・サード』(THQ)、『ウィッチャー2』、『Magicka』、『Orcs Must Die!』、『Farming Simulator 2011』、『Sniper - Ghost Warrior』といったタイトルが用意されます。
GaikaiのDavid Perry CEOは「人々はフェイスブックから離れずゲームを遊びたいのです。それをジンガの成功は示しています。クラウドゲームではユーザーのPCにゲームをダウンロードしたりインストールする必要が無くなります。クラウドの中でゲームが実行されるのです。フェイスブックは多くのユーザーに利用されているだけでなく、ソーシャルグラフを利用することでユーザーとの関係性を高めることができます。Gaikaiはゲームとユーザーの新しい結びつきを提供できるでしょう」と述べています。
ゲームを提供するTHQのKevin Kraff副社長グローバルブランドマネジメント担当は「Gaikaiの技術により私たちのゲームをより広い顧客に届けることができます。私たちは素晴らしいコンテンツを作るだけでなく、それをいかに届けるかを考えなくてはなりません。フェイスブックにおけるクラウドゲームサービスは単に革新的なだけでなく、既存のユーザーも新規ユーザーも恩恵を受けられるものなのです」と述べています。