![]() | ![]() |
自ら体を張ってプロモーション |
「『大戦絵巻』シリーズは自分の子供。全部かわいい。どれ一つとして劣っているモノはないです」と自らの作品に対する思いを伝えつつ、「自分のエゴは無くし、如何にして「この子供たち」をアピールするべきかを常に考える事、このまま魂削ってもいいんだ、という意気込みでやる」ことがプロモーションでは重要と情熱的に語りました。
虚無僧を演じる新小田プロデューサも、ここまで自らの体を張って作品展開をする理由として、「ディレクターの頑張り」を挙げました。「隣で1週間も徹夜をしてモノ作りに励んでいる姿を見ていると、その思いに応えなければという気持ちが自ずとモチベーションになる」とのこと。また、キャラクターを演じ続ける事については、「仮面をかぶるという事に対してネガティブなイメージがありますが仮面をかぶるのは社会人として当たり前。だから仮面をかぶることはいいことだと思います。皆さんも、自分なりのスイッチを入れる方法を考えた方がいい。それが分かると、どんなに疲れていても気持ちを切り替える事が出来る。これを恥ずかしいとか中途半端にやっているほうが格好悪い。」とプロデューサとしての見識を示しました。
■ソーシャルメディア台頭の時代に必要とされるクリエイター像
今回は、セガでスマートフォン、タブレット端末向けゲームやコンテンツを開発している3名の方々による講演でしたが、それぞれ如何にコミュニティを意識しているかというのを改めて実感出来ました。また自身が開発したものを信じ、チームが持っているあらゆるリソースを活用して認知度を高めようとする3人にゲーム開発者としてのプロ意識を垣間見ることが出来ました。このように自らの声を積極的に受け手に発信していく事は、作り手と受け手の間の距離が比較的に狭まりつつあるソーシャルメディア台頭の時代には欠かせないのかもしれません。