数多くの新作の中でも注目の一つがWii Uのロンチタイトルでもある『ゾンビU』(ZombiU)。王道のサバイバルホラーといった感じですが、実は紆余曲折を経てゾンビゲーになったそうです。
本作が発表されたのは2011年のE3で、当時のタイトルは『Killer Freaks from Outerspace』。今とは全く異なるゲームでした。「最初は宇宙を舞台にしたタワーディフェンスゲームだったのですが、暫く情報が出てこないと思ったら宇宙人がゾンビに変わっていました」(スティーヴ・ミラー社長)。タイトルはWii Uにちなんで『ゾンビU』。この名称には正直「Working Title(仮称)だと思っていた」(PRマネージャーの福井氏)とか。
会場では新トレイラーとデベロッパーダイアリーの第1回が紹介。近いうちにウェブでも視聴できるようになりそうです。また追って紹介します。
シニアプロデューサーのGuillaume Brunier氏
我々が作りたかったのはリアルなゾンビ体験。今までプレイできなかったゲーム体験です。プレイ中のキャラクターが死ぬと、そのキャラではもうプレイできません。死んだキャラは次にゾンビとして表れるのでバックパックを取り戻しにいきます。一度しかない命、緊張感を感じさせることが、この体験の要です。"あとどれだけ、生き残れるか"というコンセプトを実現させたかったのです。Wii Uのゲームパッドを初めて触ったとき、このゲーム機にあるクリエイティブなポテンシャルをすぐに感じました。そしてこのゲームパッドはゲームコントローラーではなく、プレイヤーがゲーム中で持つサバイバルキットにすることに決めました。プレイヤーに感じて欲しいメッセージはこのサバイバルキットを大事にし、正しく使用すれば生き残る事ができるということです。考えなしにむやみに撃ったりすると孤独に死ぬことになります。キャラクターをTV画面に、アクションをゲームパッド画面に同時に表示させることでリアルな緊張感を再現しました。チームで初めて体験したとき、気持ちのよい緊張感を体験してもらえると思いました。そのときに初めてWii Uの素晴らしさがわかりました。(一部抜粋)
以下は公開されたものと同じものですが、英語版です。
E3や今回の体験版など少々難易度が高いのではという印象を受ける向きもあるようですが、「Wii Uゲームパッドを活用した部分を体験してもらうために、少し先のステージを見せている」ということで、序盤から始めればきちんと徐々に慣れていくことができ、そう難易度の高いものではないとのこと。ロンチタイトルながらかなりの完成度に仕上がっている『ゾンビU』。12月8日の発売が楽しみです。