■DSが楽器になる!音ゲーではなく“音楽ソフト”
ゲームボーイアドバンスの企画(※『ゲームボーイミュージック』)としてスタートし、DSソフトとして世に出た『大合奏!バンドブラザーズ』。1つ1つのボタンに、音階と「半音上げる」「1オクターブ上げる」役割を割り当てることで、DSが2オクターブの音域を持つ楽器となりました。
曲を選んだら、流れる譜面通りにボタンを押していきます。しかし、1つの曲はいくつかのパートがあり、メロディだけではなくベースやドラムパートまで演奏して楽しむことができるんです!聞き慣れた楽曲も、メロディ以外のパートを演奏することで、また違った味わいになりますね。
さらに嬉しいのがエディット機能。五線譜に音符を置いていく本格的なもので、何でも好きな曲を作ることができます。自分のオリジナル楽曲を作成するもよし、既存の楽譜を打ち込んで楽しむもよし。楽曲の交換も可能です。
みんなで集まれば、ワイヤレス通信。そりゃもう、『大合奏!バンドブラザーズ』ですから。DSで“バンド演奏”を手軽に実現!いわゆる音ゲー(リズムアクションゲーム)の域を出た、音を楽しむ音楽ゲームなのですよ!
■ワガママな店長“バーバラ様”
音楽を楽しむ、手軽に演奏できることにハマっていったユーザーたち。作中に登場する楽器店のオーナー、バーバラ・バットは、そんなユーザーたちのことを、親愛込めてブラザー&シスターと呼んでくれます。
しかし、天下の任天堂に「出演してあげるわ」と言い放つほど、横暴でワガママなバーバラ様(呼び捨てなんてとんでもないです!)。我々の演奏は、すべて彼女への貢ぎ物です。演奏を盛り上げ、お客を増やし、ガッポリ稼ぐ!時には『英語漬け』や『マジック大全』に出演なさるバーバラ様に、これまた貢ぐ!でもなぜか逆らえない・・・!いつしかバーバラ様の“しもべ”として、夜な夜なエディットに打ち込むことになるのです。
■“バンブラ職人”と呼ばれる人たち
エディット機能がさらに進化し、好きな楽曲をより多く楽しめるようになったのが続編『大合奏!バンドブラザーズDX』。楽曲のダウンロードと投稿も可能になりました。その楽曲というのも、任天堂内のしもべたちがせっせと作った(作らされた?)楽曲を始めとし、今ではユーザー制作のものが過半数を占めて8000曲以上!“バンブラ職人”なんて呼ばれたりするユーザーもでてきたほど。
そんなわけで、続編と聞いて黙っていられるわけがありません。どこまでもついていきます、バーバラ様!今からでも遅くない、『バンブラDX』を買って3DS版まで待機するべし!
・大合奏!バンドブラザーズDX
http://www.nintendo.co.jp/ds/axbj/
■Nらの伝説 by N子
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Nなハードを(中心に)、絵も交えながらより深く遊ぶ、伝える。さすらいの勇者も求むかも!?な連載。