「私たちは物凄い時代を生きています。ここ数年でゲーム人口は2億人から10億人までに拡大し、事実上地球に住む全ての人がゲームを遊べるようになりました。最高裁判所は音楽家、映画製作者らと同じように私たちも合衆国憲法修正第一条(言論と出版の自由)で保護されると述べました。しかし頻繁に言われるように、自由は責任を伴います。私たちは提供するコンテンツの内容についてそれを手に取ろうとするユーザーに適切に提示するよう努力してきました。しかしプラットフォームの広がりに努力は追いついておらず、全てのプラットフォーム、全ての国をカバーする包括的なシステムが求められていると思います」
米国では主に家庭用ゲームとPCゲームはESRBという機関がゲーム内容を審査し、E(全年齢対象)~AO(成人限定)までのレーティングを与えています。米国以外でも、日本ではCERO、欧州ではPEGI、英国ではBBFC、ドイツではUSKなど同様の機能を持った審査機関が存在し、レーティングの取得と表示を事実上義務付けています(例えば日本ではCEROのレーティングを取得しないゲームは流通させることがほぼ不可能)。
ただ、あくまで上記の審査機関がカバーしているのは家庭用ゲームやPCゲームなど"伝統的な"ゲームだけ。iPhoneのApp StoreやAndroidのGoogle Playでは、それぞれアップル、グーグルが独自の審査を行い対象年齢を表示しています。MobageやGREE、フェイスブックなどのソーシャルゲームではそもそもレーティングは設けられていません。
リキテロ氏はこうした現状に対して、十分なカバーがされてない上に、プラットフォームによって基準が異なり消費者に混乱をきたすと警鐘を鳴らしています。
これに対してESRBのPatricia Vance氏は、こうした現状に対応するために各国の審査機関との連携を進めていると述べています。
みなさんはレーティング制度についてどう考えられますか?
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