人生にゲームをプラスするメディア

【GDC 2013】任天堂との契約のハードルは「どんどん下がってる」 Wii Uの開発について概説

Unity Technologies Developer Dayで開催された「Unity and Nintendo Wii U」の後半では、任天堂・環境制作部の島田健嗣氏が登壇してWii U向け開発の概要について語りました。

任天堂 Wii U
【GDC 2013】任天堂との契約のハードルは「どんどん下がってる」 Wii Uの開発について概説
  • 【GDC 2013】任天堂との契約のハードルは「どんどん下がってる」 Wii Uの開発について概説
  • 【GDC 2013】任天堂との契約のハードルは「どんどん下がってる」 Wii Uの開発について概説
  • 【GDC 2013】任天堂との契約のハードルは「どんどん下がってる」 Wii Uの開発について概説
  • 【GDC 2013】任天堂との契約のハードルは「どんどん下がってる」 Wii Uの開発について概説
  • 【GDC 2013】任天堂との契約のハードルは「どんどん下がってる」 Wii Uの開発について概説
  • 【GDC 2013】任天堂との契約のハードルは「どんどん下がってる」 Wii Uの開発について概説
  • 【GDC 2013】任天堂との契約のハードルは「どんどん下がってる」 Wii Uの開発について概説
  • 【GDC 2013】任天堂との契約のハードルは「どんどん下がってる」 Wii Uの開発について概説
Unity Technologies Developer Dayで開催された「Unity and Nintendo Wii U」の後半では、任天堂・環境制作部の島田健嗣氏が登壇してWii U向け開発の概要について語りました。

冒頭、島田氏は「昨年発表させていただいたUnityとの戦略的提携について、遂に正式版をお届けできることを嬉しく思います」とコメント。「Unity 4 for Wii U」のβ版が26日から任天堂の公式デベロッパーに対して無償で提供開始されたことを明らかにしました。

続いて島田氏はWii Uにおけるゲーム開発について言及。任天堂では「世界中のリビングルームを繋ぐ新しい体験」を提供しようとしていて、鍵となるGamePadについて「2つの画面を組み合わせるだけではなく、時には単独でも面白い提案ができると思っています」とコメント。GamePad単独で遊べる機能では、パパにリビングのテレビを占領されている時などに役立つとしました。

「Unity 4 for Wii U」を使えば開発のハードルは非常に低いものになります。島田氏は、スマートフォン向けなどに作られている既存のプロジェクトをWii U向けに展開する事も可能だと指摘。映像の出力先をテレビからGamePadに変更するのはUnity上で1つのプロパティを変更するだけですし、バーチャルパッドを使っているようなゲームであれば、動作を物理的なボタンに置き換えれば、それだけでWii Uで遊べるものになります。島田氏は欧州のeShopでリリースされている『Cunman Clive』を紹介。こちらは元々iOSとAndroidのゲームですが、3DSに移植したところ、1ヶ月でiOSの累計売上を超え、すぐにAndroidの売上も塗り替えたそうです。同様の事例がWii Uでも出てきそうです。

もちろん加速度センサー、ジャイロセンサー、マイク、タッチパッドなどの機能を活用して、よりWii Uらしいゲームに変えていくことも出来ます。また、コミュニティの「Miiverse」も面白い存在です。「Unity 4 for Wii U」からの利用にはネイティブプラグインが必要ですが、ゲームから直接投稿したり、他のプレイヤーの投稿を表示するといった事も可能です。27日には関連セッションも予定されていて、Wii U以外の展開など今後の動きについても明らかにされる模様。

任天堂とのライセンス契約はハードルが高いというイメージもありますが、島田氏は「どんどん難易度が下がっていっている」とコメント。欧米ではゲームのコンセプト承認のプロセスも無く、価格や発売日はデベロッパーが主体的に決められるようになっているそうです。基本無料のフリーミアムモデルもサポートし、利益配分も業界標準のものになっているとのこと。任天堂では更に新規参入のデベロッパーを支援するプログラムを用意し、GDCのブースで説明を行うとしました。ウェブサイトでも「GDC2013.nintendo.com」にて情報を公開していきます。

最後に島田氏は「皆さんのゲームがWii U GamePadで生まれ変わるかもしれません。リビングの大画面を使って家族皆んなで楽しむエンターテイメントに進化するかもしれません。是非とも我々とリビングの新しいエンターテイメントを広めていきましょう」とコメントし、セッションは終了しました。
《土本学》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

任天堂 アクセスランキング

  1. 冗談のバウンティハンター募集に90人も応募が

    冗談のバウンティハンター募集に90人も応募が

  2. 【特集】『スーパーマリオ オデッセイ』小ネタ12選!知ればマリオの旅がもっと楽しくなる!?

    【特集】『スーパーマリオ オデッセイ』小ネタ12選!知ればマリオの旅がもっと楽しくなる!?

  3. 『ポケモン』シェルダーに秘められた可能性…「設定上存在しているはず」のポケモン3選

    『ポケモン』シェルダーに秘められた可能性…「設定上存在しているはず」のポケモン3選

  4. 『スプラトゥーン2』このギアが超かわいい10選!キュートにバトルするならこの新ギアを着よう

  5. 『モンハンライズ』で手強いモンスターは?読者が選んだ投票結果ー苦しめられたハンターの生の声をお届け

  6. 『ポケットモンスターX・Y』特殊な現象「メガシンカ」の情報が公開、メガストーンを持ったアチャモの期間限定プレゼントも決定

  7. 『モンハンライズ:サンブレイク』に『モンハン4』要素あり!?新キャラ「ミネーレ」に噂される“ナグリ村関係者説”

  8. 『モンハンライズ』太刀の操作方法・立ち回りを解説!「特殊納刀」がとにかく熱い、圧倒的な手数で敵を斬れ!【個別武器紹介】

  9. 『ポケモンレジェンズ アルセウス』シンジュ団・カイの子孫はあの主人公? ネット上で様々な説が浮上

  10. 『あつまれ どうぶつの森』風呂やプールに入る裏技が発見される!?いろいろな家具の中に入ってみた

アクセスランキングをもっと見る