「賛成」と答えたユーザーは全体の60%でした。
「大規模なカンファレンス」というスタイルに固執する必要はないし、そろそろどこかが止めるだろうと思っていました。ゲームソフトの開発費が高騰し続け、結局全プラットフォームに提供して回収せざるを得ない時代、ビッグタイトルの発表合戦になってしまいがちな大規模カンファレンスはどこも内容が同じようになって来ています。それならば北米流通向けなら北米流通向け、日本向けなら日本向けにそれぞれDirectのような形式のプレゼンをした方がかゆい所に手が届く細かい情報が届けられるし効率もいいと思います。ただ、一部の人からは「逃げた」と言われるのは仕方ないでしょうね。
去年のE3で特に強く感じたが、同時期に配信されたDirectの方が日本人としては面白かった。E3はもともと北米向けのビジネス的アピールの場であるはずで、一ゲームユーザーとしてはDirectを充実させてくれるのならその方が良い。
任天堂ブランドは、すでに世界中に知れ渡るコンテンツだから、大きな発表がないのであれば、より親密なイベントで、ソフトの良さをアピールした方が良い。
任天堂が述べているように、「Nintendo Direct」を始めとする新しい情報発信が定着しつつあり、特に日本の大多数のユーザーにとって参加できないイベントを重要視する必要は無いという回答が多く寄せられました。
一方で「反対」と答えたユーザーも18%いました。
大きなイベントで発表することが無いのは、経営の戦略の誤りであり、過去任天堂のハードが消費者から支持されなかった時に、独りよがりの世界に向かい、ゲームユーザーを遠ざけてしまった悪しき流れと同じことになる確率が高そうなので。
Wii Uユーザーは、現在、あまりもソフトの情報が少ないため、今後のWii Uを非常に不安に思っている。しかし、もうすぐE3であるため、そこでソフトの大きな発表があり、ユーザーを期待されてくれるものと信じていた。例えハードの大きな発表がなくとも、多彩なソフトの発表で、ユーザーを安心させてほしかった。
「どちらともいえない」は22%でした。
ちなみに、E3自体の重要性を疑問視するコメントも見られました。
E3自体斜陽のイベントで、こだわる必然性がない。
E3に限らず、大規模な展示会の方向性というのは議論になるものです。主流となりつつある、モバイルやオンラインタイトルはユーザーを集めなくても体験させる事が可能であり、地域別にきめ細かい情報発信が可能です。これは家庭用でも同様になりつつあります。そのため、東京ゲームショウやgamescomはその方向性をユーザー向け体験会から、ビジネスイベントへと移しつつありますが、E3はほぼ同じ地域で開催されるGDCとの兼ね合いもあり、少々方向性が異なるようです。
ご回答いただいた皆様、ありがとうございました。