■原点回帰のサバイバルホラー
登場したのは「キース竹中」こと竹中司プロデューサー。本作は特に「原点回帰のサバイバルホラー」と銘打ち、「閉塞感」や「孤独感」といった初期のバイオシリーズに近いシチュエーションを意識したと語りました。「最近のタイトルとの違いはサバイバルを大事にするということ。どうやってクリーチャーから生き延びるのかを考えさせるゲームデザインになっています」と竹中プロデューサー。もちろんゲームとしての楽しさも重視しており、銃を撃ちまくる爽快なシーンも盛り込まれています。また、スキャナー「ジェネシス」を使ってゆっくり探索をすれば弾の補充は問題なく、ジェネシスの使用の有無によってお好みの難易度でプレイすることが可能です。
■『バイオハザード4』と『バイオハザード5』の間の物語
『バイオハザード リベレーションズ UE』は『バイオハザード4』と『バイオハザード5』の間の物語になっており、BSAAがいかにして国連直轄の組織になったのかが描かれています。ストーリーは「交響詩篇エウレカセブン」や「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」の脚本を手がけた佐藤大氏。ホラー要素だけでなく、佐藤大氏らしいポリティカルなストーリーにも注目です。
■オリジナル版からの変更点
3DSのオリジナル版からの変更点は以下の通りです。
・キャンペーンモードに「インファーナル」追加
オリジナル版にもあった「カジュアル」「ノーマル」「ハード」の3つの難易度は、どれも敵の配置は変わらず強さが変化したのみでしたが、新要素「インファーナル」では敵の配置やアイテムの配置が変化し、敵も強くなっています。曰く「カプコンからのファンの皆さんへの挑戦状」と言える難易度になっているとのこと。「カジュアルやノーマルをプレイし、あらゆる武器を手に入れてから2周目以降に遊んでください」と竹中プロデューサー。腕に自信のある方はぜひチャレンジを。
・「レイドモード」の大幅追加
「レイドモード」は武器のカスタムパーツが倍に増えているだけではなく、手に入れたパーツがステージ上でうまく機能するようにステージセットも調整しています。また、特殊能力付きの武器も登場。オリジナル版ではコスチュームが変わってもスキルに変化はありませんでしたが、本作ではコスチュームによってスキルが変化しています。
・プレイヤーキャラクターの追加
オリジナル版で人気だったレイチェルと、シリーズを通して人気のハンクが追加キャラクターとして登場。アンロック要素なので若干ハードルは高めですが、「レイドモードをやり込めばいつのまにか使えるようになっている」ように設定しているとのことです。ジル、クリス、キースの3名の隠しコスチュームもあり。
3DSのオリジナル版をプレイした方でも新たな気持ちで挑める要素が追加された本作。その難しさはレッドアリーマーを思い出してしまうかも!?腕に自信がある方もそうでない方も、カプコンからの挑戦状にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
レポートはその2へ続きます。
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