『Hometown Story』は、『牧場物語』の生みの親とも言える和田康宏氏が設立した会社・トイボックスがおくる3DS向けのタイトルで、亡くなった祖母から引き継いだ店の経営と発展を目標とする牧歌的なゲームです。
今現在では、まだ日本での具体的な発売に関しての情報はありません。公式ブログ「TOYBOX Official Blog」にて、和田氏自身が、「最終決定していないだけで目処はあるのだけど、未定は未定」「できるだけ早く発表できるように、引き続きがんばります」と述べており、まだ不透明ながらも、非常に期待の持てる発言をしています。
今回公開されたトレイラーは、主人公と思われるアバターの制作から始まり、男女選択や服装を細かく選べる様子が伺えます。また、店の内装を変更できたり、拡張した後の広い室内を映す場面などあり、プレイヤーごとに独自性を出せそうな要素が感じられました。
また、広々としたフィールドを駆けめぐる場面では、キャラクターの視点や移動速度なども分かり、奥行きのある森の雰囲気や、快適に動き回れそうな感触が伝わってきて、自ずと期待度が高まります。
また和田氏は公式ブログにて、E3用トレイラーの出来映えを、現時点で伝えられる最高のものと明かしています。そして、数時間リピートして「みんな違うんだよ」「違ってもいいんだよ」と気づいたとのことです。
「自分が作ったものから、自分の知らなかったことが出てきた」と、そんな驚きを和田氏にもたらした、今回の『Hometown Story』E3トレイラー。公開用に作られたこの動画が、和田氏の今後の創作に、意外なインスピレーションを与えたのかもしれません。
ゲームそのものも絶対にいい形で完成させたいと、力強く締めくくった和田氏の言葉を信じ、今は『Hometown Story』の続報を待ちましょう。
『Hometown Story』は、発売日・価格ともに未定です。
(C)2013 Toybox Inc./Natsume Inc./Rising Star Games Ltd.
楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦
世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。
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