異星人「ゲスジャーク星団連合無敵艦隊」による、20年ぶり3度目となる地球総攻撃が開始され、これを迎え撃つため世界中にある100ヶ所の支部から、合流を目指す「ワンダフル・ワンダブルオー」。しかしその数はまだ本来の半数にも満たず、足りない戦力は任務を遂行しながら確保していくしかないという状況に陥っていますが、ワンダフル・ワンの身にまとったセンチネル・スーツには「民間人を一時的にヒーローへと変える」機能が備わっていました。
これらの情報を明かしてきたディベロッパーズブログにて、このたび新たなキャラクター「ワンダ・グリーン」が公開されました。3人目のヒーローとなるワンダ・グリーンの性格や能力などを紹介します。
■ワンダ・グリーン（声：福島 央俐音 / 英語：Kari Wahlgren）
若年ながら、天才的な射撃の腕を見込まれて選ばれた、現役中学生のワンダフル・ワン。銃器の扱いを得意とし、100キロ先のドーナツの穴のど真ん中に、ドーナツを食べながら弾丸を通すほどの狙撃の腕を誇る。
お坊ちゃん育ちのせいか、どんな時でもマイペースで、周囲の空気を読むことを知らず、人が不快になる物言いを平気でしては、しばしばブルーやピンクの逆鱗に触れるが、本人には全く意に介さない。それどころか、ピンクに罵られるたびに喜びを感じている節もある。
作戦中も緊張感が無く、危機に陥るとすぐにうろたえるなど、その振る舞いは一般人以上に不体裁だが、愛用の連射式陽子銃を「クリスティーヌ・ダーエ」と名付けて何よりも大切に扱うなど、職務に対してはそれなりに誇りを持っている部分もある…と信じたい。
ゲームやアニメ、漫画が大好きで、趣味の合う同年代のブラックとは特に仲が良く、二人で良からぬ悪戯を企むこともある。厳しいしつけの反動のためかジャンクフードが大好きで、親の目が届かない作戦行動中は、いつでも貪るように食べている。
現役中学生ながらも、センチネルズにスカウトされるほどの天才的なスナイプ能力を持つワンダ・グリーン。しかしその性格は、あまり褒められたものではなさそうです。もちろん、人生経験が足りないのはその若すぎる年齢に負うところも多いので、一概に責めるのも大人げありませんが、未熟な精神が強大な力を持ち合わせるのは、色んな意味で危険な状況と言えます。
ルーキーヒーローでありながらリーダーの任を任されたレッドと、そんな彼を認めないブルーの間をうまく取り持ってくれるどころか、火に油を注ぎかねないグリーンの登場により、チームの結束はどうなっていくのでしょうか。そこも見どころなのかもしれません。
そんなグリーンですが、愛銃「クリスティーヌ・ダーエ」を自在に操る狙撃の腕はまさに名手にふさわしく、「魔弾の射手」との二つ名も決して名前負けしていません。またユナイト・モーフも、その名の通り「ユナイト・ガン」。空中の敵や遠距離の相手を正確に狙い撃ち、反撃すらさせません。
特徴はなんといっても、その射程距離。地上だろうと空中だろうと、敵のサイズすら問わず、おかまいなしに高速の弾丸で片っ端から撃ち落とします。威力こそ低めですが、他のヒーローを弾丸に変えて発射するため、命中した敵にそのままヒーローが飛び乗ってクライム・アタックに繋げられるなど、応用が利く点も魅力的です。
しかもユナイト・ガンは、銃口に色々なモノを吸着することが可能。街のゴミ箱やベンチに車、敵の撃ってきた砲弾など、その種類は実に多彩です。吸着したモノは発射することができるので、手当たり次第に吸着しては敵にブッ放してみましょう。さらに、とある方法を使えば「敵を吸着して撃つ」こともできるらしく、ユナイト・ガンは様々な可能性を持っています。
凄まじい能力を持ちながらも、中学生に過ぎないワンダ・グリーン。居丈高な発言の一方で、時には狼狽えたり泣き叫んだりと、その場の感情が直接に出てコロコロと態度が変わる様はいっそ清々しいほどで、見ていて飽きません。みんなが本当は思っていることを、躊躇せず口にするワンダ・グリーンは、よくも悪くも「ワンダフル・ワンダブルオー」のムードメーカーなのでしょう。
不安な一面もありつつ、それでも頼もしいワンダ・グリーンが公開されましたが、次回も引き続きチームメイトが明らかとなります。しかもヒーローではなく、ヒロイン。ただし、「お仕置き担当」という、不穏な冠がついていますが。
次回の更新では、彼女のどのような情報が明かされるのでしょうか。今から楽しみに待ちましょう。
『The Wonderful 101』はWii Uを対象に8月24日発売予定。価格は6,930円(税込)です。
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