「月英学園」とは、様々な創作活動を実施し多方面に活躍する声優、杉田智氏が手がける学園伝奇アドベンチャー作品。それをPS Vitaソフトとして新たに制作されるのが『月英学園 -kou-』となります。
『BLAZBLUE』シリーズでお馴染みの森利道氏がプロデューサーを担当。原作の杉田氏は『BLAZBLUE』シリーズの主役であるラグナ=ザ=ブラッドエッジ役を務めており、親交が深い両名の初共同作品としても、大きな注目が集まっています。
本作の特徴としては、緻密に作り込まれた世界と引き込まれる物語性はもちろんのこと、伊藤賢治氏が手がける美しき旋律や、すめらぎ琥珀氏、さらち よみ氏、哉ヰ涼氏の描く目の奪われるキャラクターの数々、そして総勢30名を超える豪華キャストによる圧倒的なドラマといった数多くの魅力が、ユーザーを月英学園の世界へと誘います。
総プレイ時間はおよそ40時間となり、10種類のマルチエンディングを用意。全ての謎を解き明かす事で、一つの真相へと近づくことができます。その魅惑的な挑戦を受けるか否かは、あなた次第です。
■プロローグ
―― 桃生町には鬼がいる。
それは誰もが知っている、けれど誰にも解からない、この町でまことしやかに囁かれている、恐ろしくも哀しい、真実 ――
「市能瀬」「双邑」「御月」「執行」「後堂」「睦月」「七房」「栄斗」「久遠院」
久遠院を長とする九つの家柄「九頭龍」。
異能の力を持っていた九頭龍は、鬼と戦うための組織を設立した。
それが、月英学園生徒会。
彼らは人知れず戦っている。
夜になると現れ人を襲う、「ハザード」と呼ばれる鬼たちと。
一方的な虐殺、蹂躙。
戦いは凄惨を極め、そして彼らは知る事になる。
桃生町に隠された、本当の真相を。
「来い――俺達人間の意地を見せてやる」
運命に抗う物語が、今、幕を開ける――――
■ストーリー
月英学園に転校した遠山浩は、転校初日の夜に、異形の存在「ハザード」に襲われる。
絶体絶命の浩を救ったのは、同じ月英学園の一年生、御月英理。
だが、安心したのも束の間、浩はその少女の手で殺された……はずだった。
自宅で目を覚ました浩が、昨夜の出来事に疑問を抱きながらも、再び向かった月英学園。
だがその日付は、昨日過ごした筈の「転校初日」だった……。
■異形とは
古くから桃生町に伝わる伝承。
その中で「鬼」として記載されている存在である。
かつてこの地は人の住む土地ではなく、鬼達が暮らす土地だったという。
鬼達は突如意識を失い、狂暴化し、やがてお互いを襲い、喰らいあったと過去の文献に記されているが、荒れ狂う鬼共に対し持っていた「匣」を用いて救ったのは一人の人間であったという。
鬼は今でもどこかに生きていて、夜になると血を求めて徘徊するといわれている。
■組織
●月英学園生徒会
生徒会は表向きは校則違反の取締や学園生活のサポートを行う組織だが、実際は、九頭龍の中から鬼の特殊能力を受け継いだ者を選抜した対ハザード組織。
日夜、異形「ハザード」と戦い、桃生町の平和を守っている。
生徒会長は選挙によって選ばれるが、生徒会メンバーの選抜は生徒会長にある程度の権限を与えられている。
また、ハザードとの戦いをサポートする、後援会というチームがあり、偵察、医療、情報収集などを行っている。
●久遠院家
九頭龍の家柄の一つで、長たる者。
久遠院倭人を筆頭に桃生町の営みに深く関与している。
●月英学園風紀委員会
後堂家の嫡男、後堂恭一郎が会長を務めている。
またこの他にも、公式サイトでは背景画像がコメント付きで公開されており、世界観の一端や、物語に大きく関わりそうなロケーションなどが紹介されています。様々な画像と共に明かされているので、興味がある方は公式サイトも併せてチェックしてください。
来月の発売に向けて、徐々に姿を見せ始めた『月英学園 -kou-』。しかしその謎めいた物語は、まだまだ秘密のベールを降ろしたまま。全てを明かすには、発売日以降にゲームを直接プレイする以外の方法はありませんが、「東京ゲームショウ2013」にて本作の試遊が予定されているので、試遊で本作を体験し一足早くその「謎」に迫ってみてはいかがでしょうか。
『月英学園 -kou-』は10月10日発売予定。価格は通常版が6,090 円(税込)、DL版が4,800円(税込)、限定版『月英学園 -kou- Limited Edition』は8,190円(税込)です。
(C) 杉田智和/ARC SYSTEM WORKS