2012 年4 月に発売され、7 次元コミュニケーションという新たなジャンルを打ち出した『シェルノサージュ ~失われた星へ捧ぐ詩~』。そのディレクターを務めた土屋暁氏の手で生み出される最新作『アルノサージュ~生まれいずる星へ祈る詩~』では、「詩が魔法の力になる世界。想いの力は絆になる」をキーワードに、強く儚い生命たちの存亡を懸けた愛と絆の物語が描かれます。
■物語
「惑星ラシェーラ」。かつて人間と、彼らよりも優れた魂を持つとされる高鎖数生命体“ジェノム”の共存した星。この美しき緑の大地を失ってから、遙かな刻が流れた。新たな星を求めて航宇宙船で飛び立った人々は神々の盾と呼ばれ、決して開くことのない“フェリオンの隔壁”の前に寄り添い、今なお、オレイと呼ばれるジオフロントで静かな生を繰り返している。
明け暮れも、季節の移り変わりもない無機質な空間。いつしかそれが、人間にとっての世界になった。
それでも、彼らは逞しく生きた。
経年劣化によって生じた瓦礫で小さな家を作り、樹木の育たない金属の床を畑へと変え、失われた技術を用いて夢を見た。
しかし、人々の暮らしは平穏ではなかった。
突如として現れた謎の生命体“シャール”。彼らはオレイの人々を生きたままどこかへ連れ去っていった。“詩魔法”と呼ばれる不思議な力を使うシャールの前に、人間は為す術がなかった。
そんなあるとき、数千年の間、一筋の風すら通さなかったフェリオンの隔壁が開く。
内側から出てきた“古代種”と呼ばれる人々は、“シャール”と同等の詩魔法と失われた技術を使う知識を持っていた。そして、人々はフェリオンの中へと集い、共に支え合いながら、謎の生命体“シャール”発生の真実を探求することになる。
■「そこにそれが存る」、不可思議で濃厚な世界観
濃密かつ重厚な独特の世界観を有する本作は、美しい自然の中にポツリポツリと人工物や建物が点在して面白い対比を生み出しています。
キノコ型の台地の上に、神社で見られる紙垂(しで)のついた注連縄が巻き付いた電球のような物体が存在していたり、聖堂を思わせる建造物の内部には大樹がそびえ、その太い枝にレトロな風合いの店舗が構えていたり。一見不釣り合いに感じる組み合わせなのですが、これら緻密に描かれたすべてのパーツは、「そこにそれが在る理由」を持っているとのこと。ゲーム画面は緻密に描かれた設定画をもとに繊細かつ美しく表現され、この世界で何が起きているのかを知る手掛かりとなりそうです。
○人間の街「フェリオン」
天文中央司令塔所属居住区『フェリオン』。天統姫と呼ばれる姫の治める人間の街。
複雑にジオフロント化とした超ハイテク都市であり、立ち並ぶ地上40 階相当の高層ビル群はそれぞれ通路で連絡している。その外観やビルの壁を彩るさまざまなネオンは、科学的な装いを持つこの街の中では異質なオリエンタルな光を放つ。
内部には惑星時代のコールドスリープから目覚めた“古代種”と、代替わりをしながら数千年の時を生き続けてきた“現代人”という2 種類の人間がいるものの、シャールという共通の敵がいること、そして古代種の扱う“詩魔法”への尊敬と畏怖の念が現代人達にあることから、関係は友好的である。
また、常にシャールの脅威に晒されているこの街は“神々の盾”と呼ばれる大隔壁で閉じられているが、隔壁の外側を取り囲むように暮らしている現代人達はいまだに多い。
■主人公は青年と機械兵器
少女が主人公だった前作に対し、本作では世界と生命の運命を握るひとりの青年「デルタ」と機械兵器「アーシェス」が主人公として登場します。
デルタ・ランタノイル
フェリオンの隔壁が開いた際に内側から出てきた青年。天統姫直属の精鋭組織「PLASMA」の元隊員としてシャールの襲撃から街を守っていた。
PLASMA の中でも限られた人間だけが所属できる特殊戦略チーム“ジェノメス”の一員だったが、ある事件がきっかけで除隊となった。現在は、フェリオンの市街で定食屋「クック・ド・デルタ」を営む。
「勘だよ勘。大丈夫、きっとうまくいくさ」
アーシェス
謎の機械兵器。製造者、製造場所、搭載機能、スペックなど、ありとあらゆることが不明なロボット。
ただし、何らかの武装を持つことから戦闘を想定して作られた可能性が高いとされる。
格闘家風のコスチュームとトンファーを思わせる格闘武器が印象的なデルタと、大小のパーツがどこか有機的に絡まった人型機械兵器アーシェス。この2人を軸にどのような物語が紡がれていくのでしょうか。
■ザッピングを採用したゲームシステム。限定版の情報も…?
前作はキャラクターとのコミュニケーションに主眼をおいたアドベンチャーゲームでしたが、本作はデルタとアーシェス、それぞれが率いる2つのパーティを切り替えつつゲームを進めるRPGとなっています。
大きく分けて、街、フィールド、戦闘の3 つをくり返すことでメインシナリオが進行し、その中でもキャラクターの心の中に入って過去の傷を解決する「ジェノメトリクス」。そして、強化パーツや回復アイテム等の道具を調合する「調合店」が特徴的なシステムとなります。
戦闘では「詩魔法」と呼ばれる強力な攻撃を放てるヒロインを全力で護り、指一本触れさせないよう戦います。アクション要素も盛り込まれた新感覚バトルが採用されているとのことですが、その全容は続報にてご紹介していきます。
また、ゲームソフトのほか、ファン垂涎のアイテムなどを同梱した豪華限定版「AGENT PACK」の製作も決定しています。こちらの詳細もわかり次第お伝えしていきますので、楽しみにお待ちください。
7次元RPG『アルノサージュ~生まれいずる星へ祈る詩~』は、PS3を対象に1月30日発売予定。価格は通常版が7,140円(税込)。限定版「AGENT PACK」の価格は未定です。
(c)GUST CO.,LTD. 2014 All rights reserved.
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