4月26日に行われた大型アップデートでは、『Wiiメニュー』の直接起動やメニュー復帰の高速化など、使いやすくなる改善や機能の追加などが行われましたが、このたびの「4.0.0J」配信により、利便性の更なる向上が図られました。詳しくは下記の通りとなります。
■4.0.0Jへの更新による主な変更点
●Wii専用ソフトの映像をWii U GamePadに出力する機能の追加
・Wii専用ソフトの映像をWii U GamePadに出力できるようにしました。出力先は「テレビのみ」、または「テレビとGamePadの両方」から選択できます。
(Wii U GamePadでの操作には対応していません。テレビ画面の代わりに、GamePadにゲーム画面を表示して遊ぶことができます。Wii専用ソフトをお楽しみいただくためには、WiiリモコンプラスまたはWiiリモコンによる操作が必要です)
●任天堂からお届けするソフトを自動的に受け取る機能の追加
・ソフトウェアキーボードが利用可能な場面で、USBキーボードを利用できるようにしました。
(一部、USBキーボードをご利用いただけないソフトもあります)
●ニンテンドーネットワークIDの設定項目を追加
・パソコンやスマートフォンなど、任天堂ゲーム機以外の機器からニンテンドーネットワークのサービスを利用するかどうかを設定できるようにしました。
●Wii専用ソフトを使用時に、ドルビープロロジックIIサラウンド出力に対応しました。
・ドルビープロロジックII対応ソフトに限ります。
●『Wii Uメニュー』の更新
・『フレンドリスト』のアイコンをWii Uメニュー上に配置し、Wii Uメニューから『フレンドリスト』を起動できるようにしました。
●『本体設定』の更新
・「インターネット」でソフトの自動受け取りの設定を行えるようにしました。
・「テレビ」でテレビのサウンド出力先ケーブルを選択できるようにしました。HDMIケーブルで接続している場合に、「Wii専用AVケーブル」などを併用してサウンドを市販のスピーカーに出力することができます。
・「電源の設定」で電源OFF時の動作が有効な場合に、動作間隔を1時間単位で設定できるようにしました。
●『Wii U Chat』の更新
・フレンドへの発信時またはフレンドからの着信応答時に、相手のプロフィールをMiiverseで確認できるようにしました。
・Wii U GamePadに接続したヘッドセットを利用して通話できるようにしました。
●『インターネットブラウザー』の更新
・動画再生中にWii U GamePadのL/Rボタンで一定時間の巻き戻し/早送り操作を行えるようにしました。Rボタンの長押しで早送り再生も行えます。
・ユーザー名とパスワードを利用してウェブサイトにログインする場合に、入力したユーザー名とパスワードを保存できるようにしました。
(保存されたユーザー名とパスワードは、インターネットブラウザーの「設定」で削除することができます)
・ソフトを中断してインターネットブラウザーを起動した場合に、ソフト中断時のテレビ画面やWii U GamePad画面の画像を、ブログや掲示板などのウェブサイトにアップロードできるようにしました。
・ウェブサイト上のPDFファイルを表示できるようにしました。
(PDFファイルの形式やデータサイズによっては、正常に表示できない場合があります。また、PDFファイルを保存することはできません)
・ウェブサイト開発者向けの機能として、ユーザーエージェントの切り替えやデベロッパーツールを利用できるようにしました。
またこの他にも、システムの安定性も向上されているので、より快適に楽しむことができるとのことです。全体的な機能の改善も行われた上に、ゲーム画面を気軽にアップロードできる機能などの追加により、より多彩なコミュケーションを図ることも可能となりました。
また、Wiiソフトの映像をGamePadに出力することで、ユーザーがより多くの選択肢を得ることができるため、こちらも大きな朗報です。その際のGamePadでの操作は残念ながら受け付けていませんが、ポインタ機能も活用するWiiリモコンの独自性を考えれば、無理のない話と言えます。
なおダウンロード時間は、筆者のADSL環境で約30分ほどでした。環境差により大きく異なると思われますが、一例として記しておきます。
更なる詳しい内容はサポートページをご覧ください。
http://www.nintendo.co.jp/wiiu/support/system_update/index.html