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そのキャラクターがどういったキャラクターなのか、またその声を収録した現場とは……。5人同時のインタビューだからこそ出てきた話しもありました。
ついに明日発売となる『ガイストクラッシャー』ですが、その魅力のほんの一部をご覧ください。
――まず最初に、皆さんが担当しているキャラクターを教えて下さい。
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山下:白銀レッカ役の山下大輝です。レッカは愛すべき馬鹿というか、やることなすこと猪突猛進で、ひとりでいると何にでも体当たりしてしまうんですが、そこを仲間たちがサポートしてくれます。そして食べることが大好きで、正義感が強くて、どんな強い相手でも向かっていく熱い心をもっています。また、苦手な部分を自分でも分かっていて、それを克服しようとする強さも持っています。
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井口:金剛寺ハヤト役の井口祐一です。最初はクールかなと思っていたんですが、レッカと出会って話しが進むにつれて優しい部分がでてきます。いつの間にかサポートするような立場になっていたり、いわゆるお兄ちゃんキャラですね。ちなみに口癖は“ゴールデン”です!
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古川:シレン・クォーツハート役の古川慎です。シレン君は凄くクールなイメージなんですが、彼の過去や内に秘めたものは決してクールではなくて、時に熱く時に残酷なんです。でも、レッカとの交流により心を開いていき、凄く仲間思いのキャラクターになっていきます。
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種田:桜さんご役の種田梨沙です。さんごちゃんは、GCGベースに3人いるオペレーターの1人で、一応ヒロイン的なポジションなんです。最初はレッカに対して冷たかったんですけど、結果的にいい人だと分かって打ち解けて行きます。またオペレーターの中でも戦闘班なので、よく前線に出ています。
――ご自身のキャラクターと自分とで何か共通点はありますか。
山下:漢字が苦手で大食いなところかな。特にクラマの技なんかは漢字が難しくて……ハヤトの苗字の金剛寺(こんごうじ)も「きんかくじ」だと思っていました(笑)
古川:共通点か……不器用なところですかね。なかなか話に入れなかったり、上手いこと言えなかったりする所でしょうか。
井口:ハヤトは金剛鳥人拳という拳法を使用するのですが、自分は文鳥を飼っています。鳥つながりですね!関係ないですが文鳥、歌も歌うんですよ。
種田:え!ガイガイガイストクラッシャ~♪って!?
井口:そこまでは歌えないよ(笑)あと共通点でいうと天然と思われているところとか?
山下:あ!そうですよ、今日の収録だっていきなりクルミを大量に持って来ていて皆でびっくりしましたよ。でもご馳走様、とっても美味しかったです(笑)
高瀬:あとは優しいというか気遣いがスゴい。先日皆で喫茶店に行って、僕と井口君がケーキを注文したのですが、井口君ったら一緒にいた女性陣に「みんなで食べて」と自分のケーキを勧めちゃって。口に入れる寸前の僕はもう食べにくくて……その気遣いは天然だよね(笑)
僕の似ている所は、好きなことはマニアックなレベルまでとことん追求してしまうところが似ているかもしれません。
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種田:私は、打ち解けるまでは硬い態度をとってしまうところでしょうか!出会ってすぐは緊張して警戒心みたいなものを持ってしまうんですけど、それ以降は安心して打ち明けます(笑)
――本作ではいわゆる大御所の声優が多く起用されていますが、現場の雰囲気はどうですか。
山下:楽しいです。
種田:学校みたいだよね。
高瀬:雰囲気は楽しいに尽きます。また小さい頃から聞いていた声の方々を目の当たりに出来て感激しています。
種田:今日も井口さんが持ってきてくれた“くるみのお菓子”をみんな遠慮せずたくさん食べていました。
山下:そして、そんな現場をいつも温かくまとめて下さるのが小西さん(小西克幸=ロック・ボルカン)です。声を荒げる戦闘シーンとかも多いんですけど、「裏返ってもいいから、気にしないで出していけ」と言って下さるので、いつも勇気を頂いています。
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井口:小西さんもそうですが、敵役が凄くて、大ベテランの皆さんが初めて全員揃ったときは、みんな緊張してましたね。
山下:後はアドリブも凄くて、つい聞き入ってしまいます。いつか僕もあんな魅力的なお芝居ができるようになりたいです。
高瀬:キャラの範囲の中で楽しんでいて、スゴいと思う反面参考にさせて頂いてます(笑)
山下:なので、敵チームに負けないよう、飲み込まれないように、思い切って芝居をするように心がけています。特に4人で戦うときは自分たちなりに、よく作戦会議をするんですよ。
――皆さんもアドリブをするんですか。
高瀬:本作の現場では、音響監督が「どんどんやってみて」と仰ってくれるのですが、採用率は高くないです(笑)少しでも使ってもらえるように頑張って練って現場に臨むことが楽しいです。
井口:でもコアなプロレスネタは生きてたよね(笑)
高瀬:プロレスネタのストックはまだまだあるから今後も期待していて(笑)
――ゲーム版の収録で、アニメ版との違いはありましたか。
山下:ゲームはアニメのように皆で録らないところですかね。相手の台詞を受けて自分の台詞が言えないので、相手のお芝居を想像しながら自分の台詞を言うんです。自分との戦いですね。
井口:必殺技を言う回数が大きく違いました。アニメだと週1回ペースですけど、ゲームで何百種類も一気に言い切ったときはもう……。
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山下:顎が疲れて、終わった直後は、滑舌が悪くなりました。今後に向けて顎も鍛えなきゃですね!
古川:ゲームの収録ではアニメでまだ出てきていないキャラとの会話も収録しましたね。後はストーリーも違う部分があったりしました。
――皆さんはゲームはプレイしましたか。
全員:しました!!
山下:高瀬さん、さっきやられてましたよね!レッカの叫び声が響いてましたよ、覚悟が足りないッス!(笑)
高瀬:ゲームするのがスーパーファミコン以来で。でもゲームの面白さに感動したよ。
――因みに、一番上手いのは誰ですか。
井口:ぼくかな。
山下:いや、僕ですよ!
井口:じゃ対戦しようよ。
山下:お、いいですね。もし腕に自信のある方がいたら対戦したいですし、強力なガイストに苦戦している方がいたら協力します!一緒にガイストオンしましょう!
――唐突な質問ですが、もしカプコンに入れれば何をしたいですか。
井口:ゲームの開発をしたいです!学生時代ずっとプログラムの勉強してたので、プログラマがいいですね。
山下:マジですか?!あれでしょ、なんとかたっち……。(ブラインドタッチ)出来る人すごい……!因みにどういった部署があるんですか?
カプコン宣伝担当:僕は宣伝という笑顔だけでぶつかる職業です。後は開発だったり、お店に売る人もいますね。その人たちは大変で、この世の中沢山のゲームが出てますからね。この人たちも笑顔です!
井口:あと営業戦略もいいですよね!他社との発売タイミングの駆け引きとか。
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山下:ドキドキしちゃうやつですね!(笑)僕はもし絵がうまく描けるんだったらキャラクターを描きたいです。ガイストみたいなモンスターを考えるのって楽しそうですよね!
カプコン開発担当:開発にも色々あって、プロデューサーやディレクター、プログラマーやグラフィッカーと様々です。
種田:私はデザイン系がいいです。
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高瀬さんがデザインしたガイスト「ヘルスマッシャー」
高瀬:僕は制作発表会でキャラを考えたことが楽しかったので、キャラをデザインしたりスペックを考えてみたりしたいです。
古川:僕はコラボとか考えたいですね。
――最後に読者に向けてコメントをお願いします。
山下:凄く個性的なキャラクターが沢山いて、誰にスポットを当てても面白い作品です。敵役も魅力的で、強力なガイストもどんどん登場してきますので是非自由に楽しんでください!
井口:個人的な感想ですが、『MH4』の村クエの最終クエストよりも難しいんじゃないか!?っていうミッションもありますので、バリバリのゲーマーさんも楽しめる内容だと思います。
高瀬:ゲームでは各々違うガイストギアを装着出来たりして幅広い遊びも可能ですので、ぜひ楽しんでプレイしてみて下さい!
種田:男女問わず楽しんで頂きたいゲームです! オペレーターたちも頑張ってサポートしますので、どうぞ宜しくお願いします!
――ありがとうございました。
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『ガイストクラッシャー』は、2013年12月5日発売予定。価格は、通常版が4,990円(税込)、「爆アツ!ガイフォンセット」が5,990円(税込)です。
アニメ「ガイストクラッシャー」毎週水曜日夕方6時からテレビ東京系6局ネットにて放送中。
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