2005年にアーケードへ登場し、翌年にドリームキャストへ移植。その後もゲームキューブやPS2にその姿を現した、移植のSTG『ラジルギ』。画面構成から演出、そして設定まで独特なセンスに満ちており、STGだけでなくその独自性の高い本作に多くのユーザーが興味を惹かれました。
例えば物語ひとつをとっても、世界に電波が満ちあふれ人体ですら携帯の受信用端末と化してしまうような世界で、電波アレルギーに苦しむ主人公が、親友だけども言動が風変わりな「相田タダヨ」の助けを借り、父を救出すべくテロリストて立ち向かうことになる、といった個性的なものとなっています。
また「電波系シューティング」と自称する通り、設定面にも電波が深く関わっていますが、ゲーム面においても、プレイのアドバイスを伝える「メール」や、得点倍率の基準となる「アンテナ」など、携帯電話をモチーフにしたユニークな要素が満載されており、徹底したこだわりを見せてくれます。
本作はその後、直接の続編となる『ラジルギノア』や更なる独自性を加えて発展していたSTGの礎となり、ゲーム史に確かな足跡を残しましたが、このたび新たな『ラジルギ』系譜作の登場が明らかとなりました。これは、『ラジルギ』にも登場した「相田タダヨ」名義で公開されている公式Twitterによるつぶやきで判明しました。
うおおおおおおおおおおおおおッ! ニンテンドー3DSダウンロードソフト「ラジルギでごじゃる!」発売決定でごじゃる! #ごじゃっていく
相田タダヨ (@gojarudegojaru) 2013, 12月 12
ダウンロードソフトとゆーことでどんな内容になるのかはまだ言えぬが、これを皮切りにビシバシ、ガンガン、グングン、ズイズイ行きたいところでごじゃるな~。 #ごじゃっていく #ラジルギでごじゃる
相田タダヨ (@gojarudegojaru) 2013, 12月 12
プラットフォームは、3DSのダウンロードソフト。タイトルは『ラジルギでごじゃる!』となっており、新作の可能性を漂わせております。とはいえ、移植されたゲームキューブ版は『ラジルギ・ジェネリック』というタイトルになったことを踏まえると、新たな移植作である可能性も否定しきれないので、ここは大人しく続報を待ちましょう。
なお続報に関しても、相田タダヨがこのように語っています。
詳細は今後、拙者が!拙者が追って発表していくのでな。拙者を常に見れ。 #ごじゃっていく #ラジルギでごじゃる
相田タダヨ (@gojarudegojaru) 2013, 12月 12
「拙者を常に見れ」とは、なかなか厳しい注文を要求しますが、2011年にリリースされたWindows版『ラジルギノア』から見ても、2年以上の時を経て復活の狼煙を上げた『ラジルギ』シリーズ。今はその朗報を喜び、労いの意味も込めて、相田タダヨをじっくりと見続けておきましょう。
『ラジルギでごじゃる!』は、発売日・価格ともに未定です。
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