人生にゲームをプラスするメディア

『World of Tanks』初心者がTier4の壁を超えるために必要な10箇条

戦車オンラインゲーム『World of Tanks(以下WoT)』の新規プレイヤーがやれてしまう理由を、ウォーゲーミングジャパンのHellcat軍曹より享受され、最低限の知識を身につけたGame*Sparkスタッフ。しかし彼の前に、『WoT』で最大の壁と言われるTier4が立ち塞がる。

PCゲーム その他PCゲーム
第1回目の記事で、戦車オンラインゲーム『World of Tanks(以下WoT)』の新規プレイヤーがボコボコにやれてしまう理由を、ウォーゲーミングジャパンのHellcat軍曹より享受され、何とか最低限の知識を身につけたGame*Sparkスタッフ。しかし彼の前に、『WoT』で最大の壁と言われるTier4が立ち塞がる……。

Tier4では、次の戦車を開発するための必要経験値が一桁増え、歴戦の戦車兵も多いTier5,6と戦うことになる。またWoTでも珍しい一撃必殺が大量発生するTierでもあるため、非常に苦しい戦いになるだろう。そこで、Tier4を突破するために役立つ基礎知識とテクニックを、再びHellcat軍曹と共に学んでいこう。

◆其の1. マップの特徴を知る、にゃ

『WoT』はTier1~2の頃に遊ぶ「鉱山」、「プロヴィンス」、「マリノフカ」を含めて39ほどのマップがある。その一つ一つを解説すると、とてつもなく長くなってしまうので、全体的なマップ攻略のコツを伝授しよう。まず大抵のマップは2つの進行ルートが存在する。そこを味方の動きや敵の動きを見つつ把握してみよう。次にその進行ルートのどちらかを得意になること。欲を言えば全て得意になるのが一番なのだが、どちらか片方でも攻め方や守り方をマスターしておけば、他のマップでも応用を効かせることが出来るはずだ。

◆其の2. 敵の弾を受け流す!「避弾経始」、にゃ!

『WoT』は「弾が装甲を貫けば戦車にダメージを与える」という実にシンプルなルールで戦闘を行う。ここでは防御力を向上させるテクニックが求められる。装甲は角度によって厚みが変化する。例えば部屋の壁から対面の壁に歩く時、垂直に歩く場合と、斜めに歩く場合では壁との距離が変わる事がわかるだろう。それと同じで、装甲も垂直に弾が当たった場合と、斜めに当たった場合では装甲厚が変化する。これがティーガー乗り曰く「食事の角度」であり、「避弾経始(傾斜装甲)」と言うもので、敵の射撃方向に対して戦車を斜めに向けることで装甲厚を上昇させることが出来る。これを覚えておくことで、生存率を上げることが出来るだろう。

◆其の3. 「彼を知り己を知れば百戦してあやうからず」、にゃ 

孫氏の兵法の有名な言葉であり、おそらく誰もが耳にしたことがあるのではないだろうか。『WoT』において自分の戦車の性能と、他の戦車の性能を知っておくことは非常に重要なことで、戦車の欠点や利点、貫通力や装甲を正しく理解していれば、大抵の場合はどうにかなる(ならないこともある)だろう。最低限、自分の使用している戦車の長所や短所くらいは把握しておくべきだ。他にも、ほとんどすべての戦車の弱点となるキューポラ(砲塔の上についてるハッチ)や、車体の機銃口、ドライバーが外を確認するための覗き穴の位置は覚えておくと良いだろう。


◆其の4. 視界と視認と隠蔽が鍵、にゃ 

敵戦車の発見は、自分の戦車の視認距離と相手戦車の隠蔽率によって決まる。視認距離が300mあれば、必ず300m先の敵戦車を発見できるわけではない。隠蔽率は戦車のサイズや高さによって決まり、小さく、背が低い戦車ほど見つかりにくいと覚えておけばいいだろう。また茂みに潜むことによってこちらの視認距離はそのままに、隠蔽率をあげ、見つかり難くすることが出来る。逆に移動や射撃を行うと隠蔽率が下がってしまうため見つかりやすくなってしまう。ちなみに砲身には発見判定は無いため茂みから飛び出していても大丈夫だ。

◆其の5. 「徹甲弾(AP弾)」と「榴弾(HE弾)」を使いこなせ、にゃ! 

戦車の基本的な弾には「徹甲弾」と「榴弾」が存在する。「徹甲弾」は、相手の装甲を貫いてダメージを与える弾で、装甲を貫通できる相手に対しては安定したダメージを与えられるものの、装甲を貫通できない相手には無力である。対する「榴弾」は貫通力は低いものの貫通すれば大ダメージを与え、また貫通できなくてもダメージを与えることが出来る。徹甲弾で貫ける相手には徹甲弾を使い、貫けない相手には榴弾を使うなど、臨機応変に使用していこう。

◆其の6. いざという時の頼もしい味方「プレミアム砲弾」、にゃ 

第三の弾「プレミアム砲弾」。初期の『WoT』において課金通貨「ゴールド」でのみ購入できた特別な弾だが、現在ではゲーム内通貨の「クレジット」でも購入可能だ。「プレミアム砲弾」は数種類存在し、それぞれ特徴が微妙に異なるが、基本的には普通の弾より大幅に貫通力が高く、徹甲弾では貫けない上位の相手に対して、有効な弾となる。ただし「クレジット」で買うにしても「ゴールド」で買うにしてもコストが非常に高いため、お財布と相談して利用しよう。お守り程度に5発ほど積んでおくと良いだろう。

◆其の7. 戦闘は最後まで見る、にゃ

『WoT』は撃破されても、ガレージに戻って別の戦車に乗り、またすぐに新たな戦場へ出ることができる。時間が無い時でもサクサクと遊べる非常に便利な機能だ。しかし、ガレージに戻らず戦闘を最後まで見届けることをオススメする。なぜなら、戦闘を最後まで見ることによって、勝利した理由や敗北した理由を整理して、次に活かすことが出来るからだ。また撃破時点で抜けてしまうと、戦闘後半のセオリーが分からず、有利な状況でも敗北してしまう事に繋がりかねない。逆に不利な状況での戦い方など、戦術を構築する上で、必要な経験を得ることが出来るだろう。


◆其の8. Tier4のお勧め戦車はこれ、にゃ! 

と、ここまで書いてきたが、身も蓋もない事をいうと、Tier4の壁を一番楽に突破する方法は強い戦車に乗ることだ。そこで比較的楽にTier5に到達できる戦車たちを紹介しよう。駆逐戦車はどの戦車も優秀で、高い貫通力と威力を兼ね備えた砲を搭載し、上位の戦車を相手にしても戦うことが出来る。その中でもドイツの戦車HetzerはTier4最強とも言われており、優秀な前面装甲と強力な砲は格上を相手にしても十分に戦うことが出来るだろう。ただし、駆逐戦車ルートしか開発できないため、自分が乗りたい好きな戦車がある場合は、そちらに進むことをオススメする

◆其の9. Tier4で出会う強敵~KV-1~、にゃ 

Tier4が壁と言われる一つの理由に、Tier5の重戦車KV-1の存在がある。この戦車はTier4戦車を一撃でスクラップに出来る強力な122mm榴弾砲を装備でき、全周装甲は70mm以上とTier4から見れば化け物レベルだ。そんなKV-1にも移動速度やリロード速度が遅かったり、砲の俯角(下を向く角度)が悪かったりと欠点も多い。そこを上手く突いて戦えば一泡吹かせることも可能だろう。前述した「プレミアム砲弾」を一発撃ち込んで相手の出鼻を挫くのが有効。貫通できないとわかると高確率で突撃してくるので、その牽制のためだ。


◆其の10. どうしても困ったら、少し課金に頼るのもあり、にゃ 

最後に課金についての説明を少しさせて頂こう。現金で「ゴールド」を購入し、それを使用することで、戦闘で獲得できる経験値やクレジットが1.5倍になるプレミアムアカウントや、開発が終了した戦車で獲得した経験値をフリー経験値に変換して、別の戦車の開発に使用するなど、様々な便利機能を使用できる。興味がある方は使ってみると良いだろう。私は長くプレイしているが、ほとんど課金をすることなく楽しむことができている。課金をしなくても十分に遊べるので、抵抗がある人も安心してほしい。


◆番外編. 日本戦車も忘れずに、にゃ 

12月24日に念願の日本戦車が実装された。Tier3のチハなどは予想していたより乗り心地は優秀で、火力や機動性も悪くない。また特筆すべきは俯角で、-15度まで下に向けるため砲塔だけ出した稜線射撃(尾根を利用した射撃)を行いやすく、中戦車らしい地形や建物を利用した戦い方が出来るだろう。その反面、装甲は非常に薄いので、なるべく被弾を避ける立ち回りをしなければならない。



次回は……『World of Tanks』日本一プレイヤーに聞く! 上級者への道、をお届けします!
《Game*Spark》
求人情報を読み込み中...
【注目の記事】[PR]
コメント欄を非表示
    ※一度コメントを投稿した後は約120秒間投稿することができません
    ※コメントを投稿する際は「利用規約」を必ずご確認ください

      編集部おすすめの記事

      PCゲーム アクセスランキング

      1. 『Apex』キーマウ勢必見!海外プロも愛用するリコイル制御術「ジッターエイム」とは

        『Apex』キーマウ勢必見!海外プロも愛用するリコイル制御術「ジッターエイム」とは

      2. 「たかがメインカメラをやられただけだ!」賛否を呼ぶ『GUNDAM EVOLUTION』の“ヘッドショット”判定…

        「たかがメインカメラをやられただけだ!」賛否を呼ぶ『GUNDAM EVOLUTION』の“ヘッドショット”判定…

      3. 『Apex』競技シーンで話題の「456」が「Riddle」に加入!ファンを虜にする“驚異”の魅力とは

      4. PC『シムシティ 2000』が無料で配布中!クラシックな街作りシミュを今すぐゲット

      5. 「ZETA DIVISION」躍進の立役者!海外でも話題を呼んだミステリアスな人物「XQQ」

      6. Lazさん率いる「※人を食べます」が初代王者に輝いた「CRカップ VALORANT」―クラッチやACEが光った試合を振り返る【レポート】

      7. 『ケロケロキング』 海外でオンラインゲームとして復活『ケロキングオンライン』

      8. 『Apex』で初動ファイトを勝ち抜くために…“視界良好”なアイアンサイトの武器スキン5選

      9. 『VALORANT』インフルエンサーの祭典で初代王者に輝いたのは…?激戦が繰り広げられた「CRカップ」結果まとめ

      アクセスランキングをもっと見る