第62回のロコレポは、アークシステムワークスが12月18日から配信しているニンテンドー3DSダウンロードソフト『WORLD CONQUEROR 3D』のプレイレポートをお届けします。
『WORLD CONQUEROR 3D』は、第二次世界大戦を題材としたウォーシミュレーションゲーム。プレイヤーは各国の指揮をとり、サイコロと軍隊のカードを使って世界征服を目指します。
■「カード」「サイコロ」「マップ」3つの要素で戦略が進行する
本作のウォーシミュレーションゲームとしての特徴は、軍隊の命令や戦闘を全てカードとサイコロを使って進めるという点にあります。
マップには各国の領地と首都が表示され、それぞれの情勢に合わせて「歩兵」や「戦車」などの軍隊ユニット(カード)が配置された状態でゲームが開始。
プレイヤーは軍隊ユニットを行動させたり、サイコロを使って戦闘したり、新たにカードを購入することで敵国に勝利するための戦略を進めるのがゲームの基本的な流れです。
■軍隊ユニットの行動とカードの購入によって戦況が変化する
ゲームではマップから軍隊ユニットを選択して、矢印の方向を決めればユニットが行動します。矢印には赤と青があり、赤の場合は敵軍隊ユニットと戦闘開始、青ならそのまま領地に移動。
戦闘はサイコロを振り、大きい目を出した方が勝利というシンプルなルールです。ただしサイコロの個数はユニットの出撃数、目の最大値と最小値はユニットの種類と国で異なるため、それぞれの状況によって結果は大きく変わります。
また、プレイヤーは領地から得られる資金を使ってカードを購入することが可能です。カードには「歩兵」や「戦車」「大砲」など、購入することで軍隊ユニットを配置できる「軍隊カード」、そして戦闘に対して効果を発揮したり直接敵地を攻撃できる「戦術カード」、領地や軍隊に使用して効果を発揮する「強化カード」などの種類があり、それぞれの特性に合わせて使い分けるのがポイントです。
■好みに合わせて選択できる、2つのゲームモード
ゲームモードは、「コンクエスト」と「キャンペーン」の2つ。「コンクエスト」ではマップ上にある複数の国から1つを選択し、敵対する国を全て滅ぼせばクリアです。「1940年」「1942年」「1944年」の3つの年代が用意されているので、同じ国を選択しても年代によってプレイヤーは違う戦況に臨むことになります。(年代は、ステージクリアするとアンロック)
「キャンペーン」は、実際の作戦や史実イベントをプレイするシナリオモード。不利な局面からの逆転など、様々なシチュエーションを楽しむことができます。(こちらも、クリアしていくことで全12種がアンロック)
■海外らしい重厚なテイストのウォーシミュレーションゲーム
『WORLD CONQUEROR 3D』。第二次世界大戦という、ウォーシミュレーションの定番ともいえる題材の本作ですが、それだけに安定した内容でプレイすることができます。タイトル通りに全世界の国と勢力が舞台になっているため、異なる時代や勢力を選択すれば違った展開を楽しめたりと、リプレイ性が高いのもいいですね。
サイコロとカードを使ったシステムにはアナログボードゲームのような雰囲気があり、登場する兵器や兵士たちも、フィギュアっぽい質感で楽しむことができます。3DSの立体視に対応していて、ボリュームスイッチをオンにすると軍隊ユニットがマップから浮き上がって表示され、かなり視認性が高くなります。
『WORLD CONQUEROR 3D』は、好評配信中で価格は600円(税込)です。
(c) 2013 Circle Ent.
(c) 2013 LIONant
(c) 2013 Easytech
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【ロコレポ】 by ロココ試作型
INSIDEのゲームライターが3DSとiOSを中心に色々なソフトをプレイして、その魅力を伝える連載。RPGの魅力に目覚めたのは、ファミコン版『ウィザードリィ』。好みのゲームな場合にテンション上がり過ぎるのは許して…。
Twitter:@Rococo_TestType