第72回のロコレポは、セガが2014年3月19日から配信しているニンテンドー3DSダウンロードソフト『3D ファンタジーゾーン オパオパブラザーズ』のプレイレポートをお届けします。
『3D ファンタジーゾーン オパオパブラザーズ』は、主人公の戦士「オパオパ」が平和を守るために戦うファンタジーシューティングゲーム。1986年にアーケードで発売された『ファンタジーゾーン』が「セガ3D復刻プロジェクト」で3D立体視に対応、さらに追加要素を加えて登場しました。
■アーケードの名作シューティングが3DSで3D復刻
ポップで幻想的なステージ構成の「ファンタジーゾーン」を舞台にした、横スクロールシューティングゲームの本作。
自機の「オパオパ」には「ショット」と「ボム」の2種類のウェポンが標準装備され、それぞれボタンで発射することができます。自機はスライドパッド(十字ボタン)で上下左右へ自由に移動することが可能で、ステージの基地をレーダーで位置を確認しつつ破壊するのが目的です。
また、敵を倒したり基地を破壊するとコインを落とし、これを拾って集めると赤い風船が出現します。風船を捕まえるとパーツショップに入り、コインを使ってショットやボムなどの武器やエンジンを買ってパワーアップすることができます。
■コインを自由に貯めて使える「コインストック」
本作の追加要素として「コインストック」というゲームシステムがあり、プレイ中に獲得したコインがストックされていきます。「コインストック」はワンプレイではなくゲーム全体のプレイデータとしてカウントされ、ゲームをプレイするたびに貯金通帳のように増やしていくことができます。「コインストック」はゲームスタートする時に引き出したり、一定の金額を貯めることで「エクステンドウエポン」や「ゴールドラッシュ」といったゲーム設定をアンロックすることができます。
■「オパオパ」の弟が活躍する新要素「ウパウパモード」
もうひとつの新要素が、ゲームクリアすると選択可能になる「ウパウパモード」。「ウパウパモード」では自機が「ウパウパ」となり、標準装備が変更され、さらにステージにパーツショップが登場しなくなります。
その代わり、下画面のタッチスクリーンで武器が自由に選択できるようになり、発射回数と発射時間に応じてコインが消費されるように。そのため「ウパウパモード」では「コインストック」がより重要で、ストックが豊富な状態なら強力な武器も使いたい放題になるなど、これまでにない派手なプレイングが可能です。また、エンジンに装備するパーツを無料で選択できたり(ゲームスタート時のみ、ゲーム中の変更は不可)、背景のストーリーも大胆にアレンジが加えられていたりと、色々と遊びごたえのある新モードになっています。
■『ファンタジーゾーン』移植の決定版!
『3D ファンタジーゾーン オパオパブラザーズ』。まさに、『ファンタジーゾーン』移植の決定版じゃないでしょうか。「コインストック」に「ウパウパモード」など、原作の魅力を継承しつつブラッシュアップした追加要素、そして「途中セーブ」機能や「画面設定」「サウンド設定」などシステムモードの充実ぶりも相変わらずです。特に、サウンドテストモードの搭載は嬉しいですね。また、3D立体視の映像も迫力があって楽しめます。
そして久しぶりに『ファンタジーゾーン』をプレイすると、ステージボスがばらまくコインの回収タイムの短さに慌ててしまいます。もっと、練習しないと……。
『3D ファンタジーゾーン オパオパブラザーズ』は、好評配信中で価格は762円(税別)です。
(c) SEGA
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【ロコレポ】 by ロココ試作型
INSIDEのゲームライターが3DSとiOSを中心に色々なソフトをプレイして、その魅力を伝える連載。RPGの魅力に目覚めたのは、ファミコン版『ウィザードリィ』。好みのゲームな場合にテンション上がり過ぎるのは許して…。
Twitter:@Rococo_TestType