1作目が1987年にリリースされ、ナンバリングを重ねる毎に多くのユーザーから支持を受けつつ進化してきたRPG『ファンタシースター』シリーズは、2000年に初のオンラインゲームとなる『ファンタシースターオンライン』を発売しました。そこから数えること12年、オンラインシリーズのナンバリングタイトルとなる続編『ファンタシースターオンライン2』のPC版をリリース、翌2013年にはPS Vitaにも登場しました。
その『ファンタシースターオンライン2』と世界観を共有しながらも、これまでのオンラインゲームではなく、濃密なストーリー性やアドホック通信を使った4人協力プレイなどを中心とするゲーム性に特化したものが、本作『ファンタシースター ノヴァ』となります。
惑星間を航行するほどの文明を築き上げたSF世界が舞台となりますが、本作のテーマは「サバイバル」。謎めいた敵に攻撃を受けて、未知の惑星「マキア」に不時着したことから始まるこの物語は、過酷な状況を生き抜き、そして生還することが大きな目標となります。
昨年の「東京ゲームショウ」にて多彩なキャラクリエイトの情報などが明かしたものの、それから続報などの音沙汰はなく、しばらく沈黙を保ってきましたが、先日行われた「PlayStation 夏の大花火大会」にて本作の最新PVが登場。その映像で明かされたプロローグをこちらでご紹介します。
アークス特殊惑星探査隊オルター所属艦「デルタ・ヴァリアント」。
彼らの任務は、ワープでは辿りつけない星域にある惑星の調査である。
惑星「マキア」、艦がこの赤褐色の惑星に近づいた時、物語が動き始める──
着陸前の“謎の攻撃”による死傷者は数十名。艦は大破し、エネルギーも残りわずか。
絶望的な状況の中、クルーの眼前には見たこともない景色が広がっていた。
本隊との通信も途絶え、一切の支援が得られない状況で任務に当たるクルーたち。
そして、クルーの前には更なる「絶望」が訪れる。
この惑星に希望はあるのか。
彼らは生還できるのか。
◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆
絶望的な状況と共に綴られる、美しくも残酷に広がる荒野などが映像に収められており、彼らの行く末の過酷さを突きつけてくる濃密なPV公開となりました。そんな気になる本作の進捗ですが、残念ながら開発状況はちょっと遅れているとのこと。しかし「やっと情報が出せる状況になってきて、今は順調に進んでいます」とのコメントもあり、今後の情報公開には期待を寄せてもよさそうです。
そして直近の情報公開は、「ファンタシースター感謝祭 2014」で行われるとの嬉しい報告が。『ファンタシースターオンライン2』だけでなく、『ファンタシースター ノヴァ』を楽しみにしている方にとっても、今年の感謝祭は見逃せない祭りとなりそうですね。
『ファンタシースター ノヴァ』は、2014年発売予定。価格は未定です。
(C) SEGA