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【E3 2014】『ガンダム VS.』がベースの2対2アクション『ライズ オブ インカーネイト』、開発者に思いを聴いた

『ライズ オブ インカーネイト』は地球上に落下した隕石群によって崩壊状態にある世界で、伝説上の神々や悪魔、モンスターたちの特殊能力を突然身につけた超人類「インカーネイト」が出現したという設定です。

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バンダイナムコゲームスはE3 2014で新作アクションシューティング『ライズ オブ インカーネイト』の実機デモと開発者ミニインタビューを実施しました。

プラットフォームはPCで、基本プレイ無料タイトルとして、Steamで本年の第2四半期にリリースされる予定です。海外ではなじみの薄い2対2のアクションゲームということで、一人でも多くの人に遊んで欲しいとアピールしていました。



『ライズ オブ インカーネイト』は地球上に落下した隕石群によって崩壊状態にある世界で、伝説上の神々や悪魔、モンスターたちの特殊能力を突然身につけた超人類「インカーネイト」が出現したという設定です。各国政府がインカーネイトの軍事利用をこころみる一方で,彼らはそれぞれの思いによって戦いを始めるという、格闘ゲームライクなストーリーになっています。

ゲームは『機動戦士ガンダム VS.』シリーズのノウハウを生かして開発される2対2のスタイルで、破壊された実在の都市を舞台に、空中での戦いや、破壊された実在の都市を舞台に、空中での戦いや、変身や召喚などを駆使した幅広い戦い方が楽しめます。『機動戦士ガンダムVS.』シリーズのスタッフを中心に、国内の開発者で制作されていますが、海外専用のタイトルとなる予定です。



インタビューでは同社第5プロダクションゼネラルマネージャの馬場龍一郎氏を筆頭に、同3課プロデューサーの村野大輔氏、ムレイ・マイケル氏が、海外メディアからの質問に回答しました。



――今回発表されたデモはα版ということですが、正式リリースやバージョン2などでキャラやステージが増える予定はありますか?また西洋のゲーマーはFPSなどで多人数対戦になれていますが、今後2対2から対戦人数が増える可能性はありますか?

馬場:オンラインの運営型ゲームなので、キャラやステージ、それからカスタマイズ要素などは順次増やしていきます。プレイ人数については、もともと本作のコンセプトが2対2のアクションシューティングということなので、今後も変える予定はありません。

4対4や8対8などと増やしていくと、連携の要素が薄まったり、対戦メンバーを集めるだけで大変だったりしますが、2対2だと友達同士や家族などですぐにマッチングできますし、タッグならではの密度の濃い連携プレイができると思っています。その根幹部分を崩すことは、今のところ考えていません。

そもそも2対2だと、勝ったら自分のおかげで、負けたら相手のせいにできますよね(笑)。このわかりやすさは大切にしていきたいなと。

――決まった友達同士や、チームで対戦することは出来ますか?

馬場:はい、チームを登録して決まった友達と一緒にプレイ出来ます。

――AIキャラクターは登場しますか?

馬場:チュートリアルモードではAIキャラクターが相手をしますし、一緒に遊ぶ人がいない場合はAIキャラクターが味方になってくれます。

――トレーラーの中でキャラクターが変身していましたが……

馬場:変身したり、召喚したり、それからキャラクター毎にさまざまな特徴があります。今日もこの後で2人の新キャラクターを発表します。

――マネタイズの方法について、どのように考えていますか?

馬場:大前提として、課金をすれば強くなるといったやり方はしません。一方で他人に自慢したり、目立たせることのできるような、特別な装備や衣装などの販売を考えています。

――経験値などの仕組みはありますか? それとも格闘ゲームのようにプレイヤーのスキルだけで遊ぶのでしょうか?

馬場:経験値やレベルアップの仕組みはあります。しかし、これも「射撃型のキャラクターで、ますます射撃能力が上がる」「格闘型のキャラクターだけど、射撃が上手くなる」といったように、プレイスタイルにそったキャラクターに育てていけるといった内容です。そこまで極端な差が出るようなものにはしないつもりです。

――家庭用ゲーム機への展開を考えていますか?

馬場:まずは西洋のゲーマーになじみの薄い2対2という新しい遊びを、できるだけ多くの人に体験して欲しいですね。新規IPということもあり、Steamにて基本プレイ無料で配信することにしました。将来的に家庭用ゲーム機への展開があるかもしれませんが、今は考えていません。

その後、新トレーラーが公開されると共に、新キャラクターのErendira QuinnとReinhold Krugerが紹介されました。Erendiraは北欧神話に登場するワルキューレの一人、ブリュンヒルデの能力を有しているという設定で、ランスにオートバイという出で立ちです。Reinhold Krugerはオーディンの力を身につけており、多脚型戦車に変形する特製の自走椅子を操縦します。ケレン味のあるキャラクターデザインに、どこか『鉄拳』シリーズに通じる要素も感じられました。また舞台として廃墟となったパリも登場しました。



これにより現在公開されているキャラクターはJedrek Tyler(メフィストフェレス)、Mireia Valentin(リリス)、Terrence Blake(アレス)、Dr. Gasper Watteau(グリムリーパー)の合計6名となります。また公式サイトでは背景ストーリーが分かるアメコミ風のウェブコミック(英語)も公開されているので、ぜひチェックして欲しいと呼びかけられました。
《小野憲史》
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