第81回のロコレポは、フライハイワークスが2014年6月25日から配信しているニンテンドー3DSダウンロードソフト『Shizuku』のプレイレポートをお届けします。
『Shizuku』は、水滴(Shizuku)を操作しながらステージのパールを集めていくパズルゲーム。思考型のパズルと、西洋の風景画を思わせるようなビジュアルとサウンドが特徴の作品です。
■水滴がモチーフの思考型パズルゲーム
本作の画面構成は上画面がTipsの表示される窓、下画面がパズルのフィールドになっており、下画面をタッチして水滴を上下左右に移動させるのが操作の基本です。また、スライドパッド(十字ボタン)による操作にも対応しています。
水滴は壁にぶつかるとそこで止まるというルールがあり、水滴を通過させてフィールドのパールを全て集めてることができればステージクリア。フィールドに複数の水滴がある場合は、好きな方を選択して動かすことが可能です。タイムリミットはありませんが、クリアするまでに水滴を動かした手数がステージのスコアとして記録されます。
■ステージの多彩なギミックと隠しアイテム
ステージには、トゲの方向からぶつかると水滴が消えてしまう「スパイク」、一度だけ通過できる「クローズゲート」、突入するともう1つのリングから水滴が出現する「ワープリング」、そしてペアをくっつけると消える「カップルブロック」など、さまざまなギミックが登場。また、ステージに必ず1つ、アイテムの「ジュエリー」が隠されており、水滴でヒビの入る壁を破壊するとゲットすることができます。
■年代ごと4ステージずつまとめられた「ステージセット」はボリュームあり
パズルのステージは「1962」から「1975」までの年代ごとに4つずつの「ステージセット(額縁)」としてまとめられており、そのボリュームはかなりのもの。各「ステージセット」の4ステージのうち3ステージをクリアすると次の「ステージセット」がアンロックされる仕組のため、クリアできないステージがあっても先に進めることができます。
■瞬時にステージをリセットするリトライ機能が便利
『Shizuku』。これまでに『魔女と勇者』や『ガンマンストーリー』、そして『ゲキヤバランナー』など、低価格帯ながら遊び応えのあるニンテンドー3DSダウンロードソフトをリリースしてきたフライハイワークスですが、本作もリプレイ性が高く遊びやすい作品ですね。
そのゲーム性からステージの途中でパズルが詰んでしまうことも多いものの、下画面の右上にあるマークをタッチすれば瞬時にリトライ可能なため、ストレスなくプレイすることができます。画面に映し出される情景や雨音も心地がよく、これからの季節にオススメのパズルゲームです。
『Shizuku』は、好評配信中で価格は300円(税込)です。
(c) Fallen Tree Games Ltd
(c) Flyhigh Works
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【ロコレポ】 by ロココ試作型
INSIDEのゲームライターが3DSとiOSを中心に色々なソフトをプレイして、その魅力を伝える連載。RPGの魅力に目覚めたのは、ファミコン版『ウィザードリィ』。好みのゲームな場合にテンション上がり過ぎるのは許して…。
Twitter:@Rococo_TestType