第86回のロコレポは、エインシャントが2014年9月10日から配信しているニンテンドー3DSダウンロードソフト『みんなで まもって騎士 姫のトキメキらぷそでぃ』のプレイレビューをお届けします。
『みんなで まもって騎士 姫のトキメキらぷそでぃ』は、2010年にXbox 360で発売されたインディーズゲーム『まもって騎士』の続編。8ビットのグラフィックとピコピコサウンドなど、ファミコンテイストあふれる世界観が魅力の作品です。
■ひたすら姫を守り続ける、アクション+タワーディフェンス
本作のジャンルは、アクションとタワーディフェンスの要素が融合したもの。マジカルランドの王女であるローラ姫のため、プレイヤーはローラ姫の親衛隊「まもって騎士(ナイト)」となり、姫を守りながら敵を倒していくのがゲームの目的です。
操作は、十字キーでプレイヤーの移動、Bボタンで攻撃するのが基本。Y(L)ボタンやXボタン、A(R)ボタンでスキルを発動することができます。敵を全て倒せば、ステージクリア。操作性やビジュアルも含め、全体的にファミコンのゲームをプレイしているような雰囲気が特徴で、特にソフトを起動したときの画面はその世代のゲーマーなら必見です。
■豪華な作曲家陣による、至極のピコピコサウンド
グラフィックと合わせて注目したいのが、サウンド。本作に楽曲を提供しているのは川口博史さん、古代祐三さん、吉川元亮さん、細江慎治さん、そして小倉久佳音画制作所などの作曲家陣で、80年代ゲームのファンなら必聴です。
■3DSのダウンロードプレイに対応!
プレイするキャラクターは「ファイター」や「アマゾン」「ニンジャ」など、6人の中から選択することが可能。敵を倒して手に入れたお金で強化したり、スキルシステムによるキャラクターのカスタマイズもできるなど、RPG性の高いゲームデザインです。
また、ローカル通信のマルチプレイに対応しており最大4人までプレイすることができるほか、マップエディタによってオリジナルのマップを作成したり、ほかのプレイヤーが作成したマップをQRコードで読み込む機能も搭載されています。
■これぞ本物のファミコンテイストというべき名作
個人的に前作『まもって騎士』のファンだったこともあり、リリースを待ち望んでいた本作。前作がMSXテイストだとすれば、本作はまさにファミコンティストな作品に仕上がっていますね。
アクションとストラテジーの要素が上手くミックスされたゲームデザインで、1ステージのプレイ時間が短めなこともあって、携帯ゲーム機である3DSとの相性は抜群。『まもって騎士』シリーズはビジュアルとサウンドだけでなくゲームシステムにも80年代のゲームに対するこだわりが感じられるのが魅力ですが、特にマップエディタは非常に遊びごたえのある内容で、マルチプレイにも対応しているのも嬉しいポイントです。
また、ゲームの内容はもちろん、公式サイトのデザインも秀逸でレトロゲーマー必見の仕上がり。サイトを閲覧してその雰囲気に惹かれたら、ソフトを購入して間違いないと断言します。
『みんなで まもって騎士 姫のトキメキらぷそでぃ』は、好評配信中で価格は864円(税込)です。
(c) ANCIENT CORP,. 2014
SOUND COMPOSED BY YUZO KOSHIRO
※掲載している画像は、ニンテンドー3DSのプレイ画面を撮影したものです。
出典:みんなで まもって騎士 姫のトキメキらぷそでぃ(エインシャント)、【3DS】みんなで まもって騎士 姫のトキメキらぷそでぃ PV(YouTube)

【ロコレポ】 by ロココ試作型
INSIDEのゲームライターが3DSとiOSを中心に色々なソフトをプレイして、その魅力を伝える連載。RPGの魅力に目覚めたのは、ファミコン版『ウィザードリィ』。好みのゲームな場合にテンション上がり過ぎるのは許して…。
Twitter:@Rococo_TestType